函館市の恵山で、男子高校生が行方不明になってまもなく3年になろうとしています。
警察にはこれまで数十件の情報が寄せられていますが、有力な手がかりにはつながっていません。
佐藤晶君。当時高校1年生、15歳。
2020年5月15日、函館市の恵山で登山をしていた晶君は下山中、行方が分からなくなりました。
函館中央警察署 寺尾 勝巳 生活安全課長:「小さなことでもいいので、情報提供をしてもらえれば」
情報提供の呼びかけが続く中、まもなく3年が経とうとしています。
1人の少年が写ったチラシ。
その行方を捜すため、警察官がチラシをポケットティッシュの中に入れていきます。
情報提供を呼びかけるための準備です。
少年の名は、佐藤晶君。
当時高校1年生、15歳でした。
斉藤 健太 記者「函館市の東に位置する恵山です。駐車場にはちらほら車の姿もあります。ちょうどいまの時期に山を登った佐藤晶君。3年経ったいまも見つかっていません」
晶君は2020年5月15日、2人の姉と一緒に函館市の恵山に登り、1人で下山中、行方が分からなくなりました。
恵山は標高618メートル。
函館市によると、駐車場から山頂まで歩いて70分ほどです。
晶君は午前8時ごろ、20代と10代の姉と一緒に登山を開始。
3人は午前9時半ごろ、山頂に到着。
頂上で姉に写真を撮ってもらったあと、「先に降りる」と言って下山しました。
これがそのときの写真です。
当時の姉の証言では、最初のカーブ付近で姿が見えなくなったということです。
午前11時ごろ、2人の姉も下山しますが、駐車場に晶君の姿がありません。
付近を捜しても見つからず、午後8時ごろ、「弟が戻ってこない」と警察に通報しました。
これまで警察や消防、ボランティアなど延べ約700人が捜索にあたりました。
しかし有力な手がかりにつながるものは見つからず、市民から寄せられた数十件の情報提供も決め手にはなりませんでした。
なぜ行方不明になったのか?
考えられることは何なのでしょうか。
函館中央警察署 寺尾 勝巳 生活安全課長:「足を踏み外すこともあるし、道に迷ってしまうこともある。原因というか、何に起因するものなのかはいまのところは分かっていない」
警察は晶君が行方不明になった15日に改めてチラシを配り、情報提供を呼びかけます。
函館中央警察署 寺尾 勝巳 生活安全課長:「晶君がいなくなってからこれまで(有力な)情報提供に至っていない状況。ご家族の方がおりますので、なんとか晶君の情報を入手したい」
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