皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀

皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3364060 / CC BY SA 3.0

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皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀(こうたいしなるひとしんのうとおわだまさこのけっこんのぎ)は、1993年(平成5年)6月9日に日本の皇居にある宮中三殿において、国事行為として行われた皇室の儀式(結婚の儀)である。
本儀式により日本の皇太子徳仁親王(当時33歳)と小和田雅子(当時29歳)は結婚し、雅子は皇太子妃となった。
一連の出来事は皇太子の父である天皇明仁(当時)の皇太子時代の結婚と同様、皇太子ご成婚(ご結婚)や皇太子さまご成婚、皇太子さま・雅子さまご成婚などのようにマスメディアでは表現される。
本項では両名が婚約に至るまでの経緯や、納采の儀などの一連の関連行事、これらが与えた社会的影響などについても記述する。
日時については特記がない限りすべて日本標準時(JST)で24時制で表記する。
また人物の名や身位、役職名などは原則として当時のものである。
皇太子徳仁親王と同妃雅子(両者とも当時) 雅子の職場だった霞が関の外務省 夫となる徳仁親王は第125代天皇・明仁と皇后美智子の第1皇男子(第1子長男)であり、御称号を浩宮(ひろのみや)といった。
以下の婚約と結婚が進められる間に、父帝・明仁の即位を受けて皇太子となり、31歳で立太子の礼を挙げた。
2019年(令和元年)5月1日をもって第126代天皇に即位した。
妻となる小和田雅子は婚約当時外務省勤務で、同じく外交官であり当時外務事務次官を務めていた小和田恆の長女である。
幼少時より父についてソビエト連邦、アメリカ合衆国での生活を経験した帰国子女で、ハーバード大学経済学部を卒業、学士入学で東京大学在学中に外交官試験に合格、中退して外務省に入省し、研修でオックスフォード大学に留学した。
彼女は日本で男女雇用機会均等法が制定され、女性の社会進出というテーマに揺れた世代である。
上記の徳仁親王の天皇即位に伴い、同日皇后となった。
浩宮徳仁親王は立太子する以前から将来の天皇として、配偶者選び(いわゆる「お妃選び」)が非常に重要視され、14歳の頃から「お妃候補」をテーマにした報道がされた。
25歳の頃、宮内庁内では彼の妃候補を選ぶ計画が進められ、当時の東宮大夫・安嶋彌(1989年〈平成元年〉退官)はこの件に関する責任者を務めており各方面に候補の紹介を頼んでいた。
対象は旧皇族、旧華族から学校法人学習院関係者をはじめ趣味関係の人脈にも及んだが、浩宮自身は民間からの相手を望んだとされ、自分と価値観や金銭感覚・趣味や関心が合い、家柄や身長云々よりも世間知らずでなく他人の心が分かり、人の苦しみや悩みを推し量ることができる、必要な時には自分の意見をしっかり言える女性が理想だと記者会見で語った。
その紹介者のうちの一人である元外交官・中川融は、浩宮の留学中のアドバイザーでもあり信頼を得ている人物だった。
中川はソ連大使時代の部下であり、当時外務省条約局長だった小和田恆の長女・雅子を推薦した。
中川によれば、優秀で自分の意見をはっきりと持ち、なおかつ人柄も優れた雅子は浩宮の理想にぴったりの女性だった。
1986年(昭和61年)10月18日、スペインの王女エレナ・デ・ボルボン・イ・デ・グレシアを迎えた東宮御所でのパーティーに100人ほどが招待され、その中に小和田家一同も招待された。
このとき雅子をはじめ小和田家の人々はお妃候補としての顔見せのために招待されているとは知らされておらず、皇室からの誘いとあって断るという考えは持たなかった。
中川の側も雅子の出席を恆に確認したが、この段階ではお妃選びとの関連を気付かれないように心を配っていた。
当時外交官試験に受かったばかりの雅子は、お妃候補として以前に、父娘二代の外交官の卵として注目を集めていて、パーティー出席も重要な仕事のひとつである外交官としての経験を踏む意味もあり出席した。
事前に資料や高円宮憲仁親王を通じて雅子の人柄を知り、この場で本人と会話した浩宮は彼女に強い印象と好感を持った。
以後雅子は、同年から翌年にかけて、東宮御所で行われた広中平祐・和歌子夫妻の夕食会に同じハーバード大学出身者として、また国際交流基金を通じて恆と面識のある高円宮邸へと続けて招かれ浩宮と会食を共にするなど、何度か交流することになった。
浩宮には結婚相手を選ぶ上でプロセスを大事にしたいという思いがあり、それを理想的な形...

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