最期〜ボキが痩せてゆく物語〜
誰も知らない部屋で
起き上がることも出来ず
ベッドの上でモゾモゾと蠢くだけの
肉は削げ落ち、眼球は突出
骨は剥き出し、苦痛に歪むだけの
芋虫のような醜悪な姿のボキ
最低限の食事、それも残飯のような
醜い物しか与えられず
風呂にも入れてもらえない故
嘔吐を促すほどの
鼻を突くような悪臭を漂わせている
配信でいくら金を稼いでも
金もおろしに行けず、世話人に
吸われるだけ
配信者仲間やリスナーとは連絡を
制限され、助けを求めることすら
許されない
卑しい世話人に完全支配されてしまい
口応えすれば
餌を与えてもらえなくなる
水を与えてもらえなくなる
糞尿の溜まったオムツを
替えてもらえなくなる
家畜のように、奴隷のように
ボキの稼いだ金は、卑しい世話人が
毎日タクシーに乗り贅沢三昧
これがレジェンドと呼ばれた
配信者「ボキ」の最終章・・・
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
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