【弾き方解説】ベートーヴェン《エリーゼのために》 ~①3拍子の数え方、②ペダルの使い方、③和声分析

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0:00~ 【書込み解説】ベートーヴェン《エリーゼのために》 ~「原典版」の使い方・弾き方~ 【楽曲解説・和声分析】

1:11~ 【3拍子の数え方】
2:00~ 2小節~、①②③と書くことで、指使いの数字とゴチャ混ぜに見えなくなる
2:18~ 「4小節の楽節・フレーズ感」
3:20~ 5小節、右手は前の小節から長い音型として続いているから「④⑤⑥」と続けて数えてみる
4:37~ すると冒頭は「③④⑤⑥」という長いアウフタクトとして捉えることが出来る

7:30~ 12小節~、
7:55~ 使用楽譜は「Henle版(2016)」
8:53~ ここから2小節に渡る長いペダル(49小節と同様)、①~⑥まで数える
11:16~ 14小節~、①~⑥と数える

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11:31~ 【ペダルの使い方】と【3拍子】はリンクしている
12:43~ 数えていないと何回「ミレミレ…?」を弾いたか分からなくなっちゃう…なので、数えましょう!!他のクラシック音楽の曲も♪

13:43~ 原典版におけるペダルを書いたのは【ベートーヴェン自身】、自筆譜は紛失、されどスケッチはあり(ドイツ・ボンのベートーヴェン・ハウスより参照)
15:57~ この曲は1867年、ベートーヴェンの死後40年経ってからの出版、故に作曲者自身は出版に携わっていない、なので、問題が色々と残る楽譜…

16:39~ この【ベートーヴェン自筆スケッチ】によると、7小節は「Re」
17:31~ 9小節~、1小節ずつのペダル
18:03~ 5小節、ペダルが無くなることで「3拍子」を「足」で感じられる
19:10~ 「1小節ずつのペダル」と書かれていない、ペダル短めの版は「1905年Paris版」にて

21:46~ 22小節「2括弧」~、最初の中間部、3拍子は数えやすい
23:20~ 37,38小節を①~⑥と数えて、テーマに戻る
25:11~ 22小節「2括弧」②拍目裏、和音は「数えながら」ならば「ルバート」して大丈夫♪(=メトロノームと合ってなくていい)

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28:12~ 【形式】、この曲は「小ロンド形式」、〔A,B,A2,C,A3〕、(「ロンド形式」だと〔B2〕あり)

32:31~ 22小節~、ペダル不使用でも演奏可能、「画面の右上」はピアノ内部「ダンパー」を写しています。ペダルの使用・不使用をご覧下さい♪
34:46~ ペダルを使う場合は・・・細かに踏み変え(味付け程度のペダリング)
35:40~ 左手の伴奏、①拍目の音を長めに伸ばす【フィンガーペダル】の裏技を使うと、豊かな和音・ハーモニーが聴こえる♪ 「アルベルティ・バス」も然り♪

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38:45~ 29小節、原典版において「装飾音符なし」、1905年Paris版において「装飾音」が付け加えられた!?
41:52~ 《エリーゼのために》において「絶対こう弾かねばならない」は、無い? ただ、我々の知りうるベートーヴェンの意思は尊重。ペダルなど間違って書かれている楽譜は、訂正しながら勉強を進めるのが有意義♪ 【版による違いあり、その使用方法】

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44:23~ 初版は1867年、L.ノール氏により出版(自筆譜は紛失…)

47:00~ 59小節~、ペダル無しでも演奏可能、(同じ和音が続く時に一瞬ペダルを踏みたくもあり、踏み過ぎは禁物!!)
50:25~ 左手の反復音はティンパニーや低弦のよう、レガートの必要なし

53:31~ 77小節~ 5小節に渡る長いペダル、82小節(三連符でなくなる所)でペダル無し 

54:28~ ●初版1867年「ノール版」にて、「エリーゼのために」「テレーゼ・マルファッティの遺品」という言及あり

58:37~ 77小節~、数え方(3小節毎のまとまり)
1:00:12~ ベートーヴェンのピアノ音楽において「長いペダル」の夢幻・幽玄あり(例:《月光ソナタ》)

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1:02:18~ 【和声解析】
1:02:44~ 調性はa-mollイ短調

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1:03:07〜 冒頭〜
1:04:39〜 テレーゼ・マルファッティ、失恋相手に曲を送ることしばしば!?
1:09:43〜 《熱情ソナタ(1806)》と《エリーゼのために(1810)》との類似点

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1:12:01〜 [全終止]と[半終止]
1:15:08〜 8小節1括弧と2括弧、ペダル無し、音価休符に注意

1:16:50〜 9小節、転調
1:19:05〜 11小節、転調

1:21:43〜 Re♯は主音から数えた増4度の音、[三全音tritonus]は中世音楽理論書に「diabolo di musica音楽の悪魔」

1:25:28〜 和声を勉強することで音楽性が増す

1:26:41〜 22小節2括弧、転調
1:28:07〜 23小節、装飾音の弾き方の注意
1:30:30〜 24小節、サブドミナントに盛り上がり【II.IV.VI.和声解析法】
1:32:30〜 倚音・アポジャトゥーラを大事にする伝統

1:34:00〜 ヘ長調F-Durは《田園交響曲》の調性

1:38:00〜 26小節、装飾音の弾き方に注意(臨機応変)

1:39:25~ 28小節に〔D46〕ゆえにa-moll転調、29小節も同様にC-Dur転調(駆け回る喜び!!)
1:42:26~ 28小節③拍目に〔エンハーモニク転調〕

1:44:09~ 30小節、左手は〔全終止〕、右手は終止ではない!?
1:47:10~ 30小節~、和声の抑揚

1:49:16~ 34小節、突如a-moll転調

1:53:12~ 58小節(=7小節等、以降すべて同様)「Re(do si la)」は〔D7属七〕であり主音から数えると〔第IV音〕、恨み節…
1:55:34~ 和声解析を進めることで、演奏における情感が高まり、ペダルの使用が多くなってもいい!?

1:59:00~ 59小節〜、ドイツ系の音楽において、反復音は「ずっと2指」がよい!?

2:01:43~ 60小節の「dim7減七の和音」は[IV度調のV度]、61小節が[s、IV度の和音]、62小節は[D根音省略79]、63小節の[t]に落ち着く
2:06:29~ 怒りがつのってゆく…64小節は[IV]、65小節「d# dim7」は[ドッペルドミナント]
2:08:57~ 66小節は[D46]、これは[トニカ主和音]とは考えず

2:13:43~ 67小節〜
2:14:14~ 71小節、Si♭は[ナポリ]そして変ロ長調B-Durへの転調、でも73小節はやっぱり主調a-moll

2:17:53~ 74小節、版による音の違いの問題…(Henle版の校定報告を参照)

2:19:57~ 振られた女性に名曲を送るベートーヴェン!?《月光》《熱情》《エリーゼのために》

2:21:11~ 75小節は四分音符。76小節は八分音符。
2:22:10~ 76小節の音の違いの問題…1905年フィリップ版の改竄の影響多々!?

2:23:56~ 最後の小節、最後の音も、原典版ではLaだけ八分音符(不気味な表現!?)。フィリップ版では和音の四分音符になってしまっている…
2:25:02 最後の八分休符など「音のない表現」の重要性と弾き方

2:27:05 76小節、原典版では[ただのドミナント]、敢えて〔属七〕を使わなかったベートーヴェンの意図は!? 

2:28:24 和声(調性)解析、完了

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