CM見合わせ企業75社に…フジテレビ社長会見後相次ぎ「AC」350本 専門家「説明不足」総務相は「早期調査を」

タレントの中居正広氏の女性トラブルなどを巡り、村上総務相が21日、フジテレビに対し、できる限り早期の調査を求めました。
スポンサー企業がCMを見合わせる動きが広がっていることについて見ていきます。

タレントの中居正広氏の女性トラブルを巡る問題で、21日、新たな動きがありました。

フジテレビが先週記者会見をした後に、スポンサー企業の間でCM放映を見合わせる動きが続出。
そして、村上総務相が21日、この問題について言及しました。

記者:
スポンサーのCM差し止めが相次ぐなど波紋が広がっています。調査や信頼回復に対するあり方について所見を。

村上総務相:
先週17日にフジテレビの社長がご質問の事案について、改めて調査の必要があるため、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を立ち上げる旨を述べたと承知している。総務省としましては、フジテレビにおいて独立性が確保された形でできる限り早期に調査を進め、その結果をふまえ適切に判断対応をすることで、スポンサーや視聴者の信頼回復に努めていただきたいと考えている。

村上総務相は、独立性のある調査委員会で調査を進め、スポンサーや視聴者の信頼回復に努めてほしいとの考えを示しました。

中居さんと女性とのトラブルに社員の関与が一部で報じられたフジテレビ。

港浩一社長は17日に会見を行い、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を設置し調査を行うと表明しました。

会見後、スポンサー企業の間で「一連の報道を総合的に判断して」などの理由でCM放映を見合わせる動きが相次いでいます。

フジテレビでのCMを見合わせている企業は、20日までに75社。「AC」に差し替えたCMの本数は、350本以上にのぼります。

こうした動きは、なぜここまで拡大しているのか。企業のリスク管理に詳しい専門家は、次のように話します。

桜美林大学・西山守准教授:
一言で言うと、やはり説明不足ということですよね。会社として、この問題に対処してきたんですか、してこなかったんじゃないですかという、そういったことが問われている状況。だからこそ、今のCMの見合わせが起こっている。

FNNプライムオンライン
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