共通テストで監督者がトイレ個室内まで立ち入る「不適切だった」
大阪公立大学(堺市)を会場に18日に実施された大学入学共通テストで、受験生の男子生徒が試験中に腹痛でトイレの個室に入った際、男性の監督者が個室内に立ち入っていたことが分かった。同大入試課の担当者は「不適切だった。受験生に嫌な思いをさせて申し訳ない」と謝罪している。 【写真】ガマンして40年…もう限界、トイレ撤去 住職が声上げたマナー問題 大学や関係者によると、この生徒が入ったのは多目的トイレで、付き添った監督者も入室した。生徒は、抗議すれば試験で不利になるかもしれないと思い、仕方なく監督者が同室する状態で用を足したという。大学の聞き取りに対し、監督者は「不正防止の意図で入った」という趣旨の説明をしているという。 生徒の関係者によると、受験に直接的な影響はなかったが、生徒は「恥ずかしく、怖かった」と話しているという。 大学入試センターによると、試験中のトイレに際しては、不正防止のため監督者がトイレの入り口まで付き添うようにマニュアルで定めているという。(浅倉拓也)
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