世界が注目するなか、28日にG20首脳会議が大阪で開幕しました。大阪で何らかの決着がつくのか、あるいは持ち越しになるのか、決裂になるのか。この辺り、中国としてはどういう態度でここへ乗り込んできているんでしょうか。 (千々岩森生記者報告) 実は28日午後になって大きな動きがあり、全く予定にありませんでしたが、習近平主席が演説をしました。それが一気に中国メディアが今、報道していますが、まさにテーマは「経済・貿易」に関することで、詳細を見ると、中国は「輸入を拡大する」「知的財産権を保護する」「外国企業を平等に扱う」ということ全部、トランプ大統領が喜ぶことばかりです。これはまさに首脳会談前日になって、しかも習主席本人がこんな演説をするということで、これは妥協も含めてこの一定の結果を出すためにトランプ大統領に1つシグナルを送ったんじゃないかという見方もできると思います。 (Q.何か一致点を見いだしたいというシグナル?) そうだと思います。27日までは本当にガチンコという感じでしたが、急にこんな予定外の動きが出てきたので、我々も驚いているというところです。 (布施哲記者報告) (Q.当然、トランプ陣営にも入ってるか?) 話をまとめたいのはトランプ大統領の方も山々です。今回の話し合いがうまくいかなかった場合はやるといっていた第4弾の対中制裁関税。この発動を見送ってもいいというような姿勢をにじませ始めています。しかし、ポイントとしては中国がどういう点を出してくるのか、トランプ大統領が乗っかれるような提案なのか。この辺がポイントになると思います。 (Q.それに乗れそうな内容か?) 難しいかもしれないです。アメリカが要求しているのは中国の構造改革のため、どこまで中国がそれに答えてくれるのか、法改正も含めて制度もちゃんとやるか。そこがポイントだと思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize