“運転席”らしきもの確認も…長引く救助活動 八潮市陥没から10日目【報道ステーション】(2025年2月6日)

埼玉県八潮市で起きた陥没事故から10日目。今も男性(74)の安否は分かっていませんが、転落したトラックの運転席らしきものが確認されました。

運転席らしきものが見つかったのは、崩落現場より100~200メートルほど下流。流れ込む下水を減らすため、既存の水路を使う形で、バイパス工事が進められています。

下水道管理者 北田健夫氏
「流す準備ができたと聞いている」

ただ、その効果は極めて限定的なもの。県によると、バイパスで迂回できる水量は毎分約4立方メートルで、下水道管を流れる水の80分の1以下だといいます。

さらに、下水道管の内部は硫化水素が充満し、地上より酸素が少ないため、人が入って救助活動を行えるめどは立っていません。

6日もドローンによる調査が行われましたが、運転手の発見には至りませんでした。

長引く救助活動に、住民は…

現場近くの住民
「常に1~3くらいの震度でぐらぐら揺れていて。私は2階で寝ているが寝られない」

また、県は崩落の危険があるコンクリート製の用水路『ボックスカルバート』を撤去するため、新たに11軒に避難を呼び掛けています。

新たな避難対象者
「(工事日程が)決まり次第って書いてある」
(Q.チラシが入っていたのはいつ)
「5日に入っていた。危ないなら避難するしかない」

今後の救助活動について消防は、穴の中にも運転手が残っている可能性があり、穴と下水道の下流両方から、同時並行で続けるとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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