![道路から噴き出す水…千葉・大網白里市で水道管が破裂し道路が陥没 埼玉・八潮市の陥没事故発生から2週間 熊本市でも陥没が確認](http://hrk2022.s322.xrea.com/wp-content/uploads/2025/02/yt-743594-2.jpg)
激しく噴き上がる水柱。
住宅街のど真ん中で水道管が破裂し、穴の周りにはアスファルトの破片とみられる複数の石の塊が転がっています。
周辺では道路の陥没をはじめ、様々な被害が出ていました。
現場は千葉・大網白里市の住宅街で、破裂が明らかになったのは11日午前3時前。
住民から警察などに寄せられた「自宅前、アスファルトが割れて水が噴き出している」という通報でした。
水道管の管理団体によると、地下を通る上水道管が破裂したといいます。
現場近くにあった防犯カメラの映像を見ると、カメラに向かって突然、水が噴き出してきました。
発生直後に撮影された映像では、近くのアパートの2階辺りの高さまで噴き上がっています。
周辺に住む人々は当時、異様な音を耳にしていました。
周辺住民は「ドカーンと何かが爆発した。ダイナマイトが爆発したような感じで」「何か噴き上がっているような、噴き出しているような音。シューシューシューシューというのがちょっと大きい感じの音で。(水柱が)アパートの上のところまで。(水柱は)屋根の上、アンテナぐらいのところまで」と話しました。
一時、約10メートルも噴き上がったという水の勢いで、周辺の住宅には被害が出ていました。
取材をしていると、現場近くのアパートの2階の窓が割れていました。
周辺住民は「蛍光灯が、水が回って落ちた。落ちたというか、ぶら下がった状態」「石というか砂利かな、岩が飛んできていた。これくらいのものは飛んできている」と話しました。
水が噴き出した際に飛び散ったアスファルトの破片とみられるものも確認できました。
復旧作業にあたっていた作業員は、現場の状況を「水道管1本、150mmのビニール管の破損。水が噴き出したことで、砂とアスファルトをめくってしまって上側に水が噴き出した形。(水道管の)亀裂は50cm程度」と説明しました。
道路にあいた穴の直径は約2メートル、深さは1.5メートルほど。
午前4時半過ぎから周辺にある21世帯の水を止め、約5時間後に修理を終えました。
破損した水道管は38年ほどたっていましたが、耐用年数にはまだ達していなかったということで、原因はまだ分かっていません。
一方、埼玉・八潮市で起きた大規模な道路の陥没事故は11日、発生から2週間がたちました。
転落したトラックを運転していた74歳の男性の安否は、まだ明らかになっていません。
これまでに、現場から100~200メートル下流の下水道管の中で運転席らしきものが見つかっています。
県はその付近に直径10cmほどの穴を2つ開け、小型カメラなどを入れて正確な情報を集める方針です。
ただ管の内部は、強い水流と濃い濃度の硫化水素に加え、がれきが積み上がっているため、捜索に入るのは難しく対策を協議しています。
実は陥没は他の場所でも。
JR熊本駅から500メートルほどの場所にある市道で陥没が確認されたということです。
10日午前8時ごろ、市役所に寄せられた通報で明らかになりました。
直径は約60cm、深さは50cmほど。
熊本市によると、現場の地下を通っている下水道管は50年経過し、老朽化しているということです。
しかし、陥没と下水道管の老朽化に関連があるかどうかについては分かっていません。
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