
北海道旭川市で、女子高校生(当時17)を全裸にさせ、橋から川に落とし殺害したとして、殺人などの罪に問われている当時19歳の被告の裁判で、旭川地裁は、懲役23年の判決を言い渡しました。
この事件では、主導したとされる内田梨瑚被告(22)と供述が食い違っていました。
内田梨瑚被告
「自殺したと思いました」
一方で、当時19歳の被告は、橋の欄干の外側に女子高校生を立たせるのを手伝い、「最後に内田被告が押した」と供述していました。今回の判決は、当時19歳の被告の供述を認定した形です。
検察の求刑は25年。弁護側は「日常的に内田被告の顔色をうかがっていた。主従関係にある」として、情状酌量を求めていました。ただ、裁判所は「一連の犯行に主体的に関与した」として、懲役23年の判決を言い渡しました。
裁判で、当時19歳の被告は「下された刑に従います」と謝罪の言葉を口にしていて、弁護士は「控訴の予定はない」としています。
亡くなった女子高校生の両親は「17歳の娘が失った一生を考えると、23年でも軽いという思いです」としながらも、「娘が川に落ちるまでの供述は、本当のことを言っているように感じ、娘の最後を知ることができました。自ら行ったことに真摯に向き合い、反省してもらいたいです」とコメントしています。
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