２０日未明、愛媛県松山市中心部の路上で３０代の女性が、何者かに刃物のようなもので切りつけられる事件がありました。犯行の瞬間を捉えた防犯カメラの映像を独自入手しました。
テレビ愛媛が入手した事件があった時刻の現場付近の防犯カメラの映像です。横断歩道の手前で立ち止まった人の背後から、白いズボンの人物が近づいてきます。直前で歩幅を変えてひっそりと近づく様子が見られます。その瞬間…前の人に襲い掛かり、抵抗した被害者が数秒後に倒れて犯人は逃走。犯行の４分後にパトカーが現場に到着する様子が記録されています。
警察によりますと、２０日午前０時半ごろ松山市の３０代の女性から「知らない人に刃物で傷つけられた」と警察に通報がありました。女性は松山市三番町７丁目の歩道を歩いていたところ、背後から刃物で切りつけられました。その後、女性は市内の病院に運ばれ、右耳の後ろに約２センチの切り傷を負う軽いけがをしました。女性の証言から切りつけたのは男とみられます。
木元悠吾記者：
「現場とみられる場所には今も生々しく血痕が残っています。犯人と思われる男はこちら南の方角に逃走をしたということです。」
男は黒色の長袖の上着と白色のズボンを着用していて、現在も逃走中です。
現場はＪＲ松山駅から東に約６００メートルの住宅やマンション、店舗などが建ち並ぶエリアで近所の人によりますと、夜間は人通りは少ないということです。
現場近くの店舗の方：
「怖いですね」
別の近くに住む人は、「夜中にサイレンが聞こえた。捕まっていないのは気持ち悪いです。基本的に夜は出歩かないが、怖いです。」と話していました。
警察は傷害事件として、付近での聞き込みや防犯カメラを調べるなど、逃げた男の行方を捜査しています。
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