4月8日未明、静岡県島田市にある病院で看護師の女性を足で蹴るなど暴行を加えケガをさせた傷害の現行犯で俳優の広末涼子 容疑者（44）が逮捕されました。では、捜査を担当している掛川警察署から最新の情報について伝えてもらいます、齊藤さん。
齊藤力公 記者：
広末容疑者は傷害事件に至る前、新東名高速で事故を起こしていました。
関係者によりますと、広末容疑者は先週から映画の撮影のため地方を訪れていたということです。
ただ、ロケからの帰りに事故を起こしたのかはわかっていません。
また、警察が事故現場に駆けつけた際 広末容疑者は落ち着かない様子で大声を出したり、立ったり、座ったり、歩いたりと今にも本線上にはみ出しそうな不審な動きが見られたため、アルコール検査を実施したところ、こちらに問題はありませんでした。
一方で、薬物検査については今後慎重に進めていく方針です。
さらに、捜査関係者の話では広末容疑者が事故の前に立ち寄った浜松SAで利用者に対して自らの名前を名乗り、声をかけるなど不審な行動が目撃されていたことも新たにわかりました。
そして、傷害事件が起きた病院での広末容疑者の様子も徐々にわかってきました。
捜査関係者によりますと、治療を待っていた広末容疑者は看護師や警察官に悪態をつき、会話にならない状態が続いた末に院内をウロウロ歩き回ったため、看護師が追いかけると暴行に及んだということです。
逮捕されたあと、広末容疑者は警察による取り調べを受けたわけですが、その際、着席の指示などに従わず暴れだしたほか、体を丸めて会話に応じなかったことなどもわかっています。
以上、捜査を担当している掛川署から中継でした。
蓮見直樹アナウンサー：
逮捕直後の取り調べでは暴れ出すなどしたということですが、日中の広末容疑者の様子は何か入っていますか？
齊藤力公 記者：
日中の取り調べの様子について警察としては何も話しておらず、また、認否や供述についても明らかにしていません
蓮見直樹アナウンサー：
今後の捜査のポイントはどこに？
齊藤力公 記者：
今回の逮捕を受けて広末容疑者が代表取締役を務める個人事務所は「一時的にパニック状態に陥った結果医療関係者の方にケガを負わせてしまいました」とのコメントを発表しています。
事件の前には交通事故を起こしていたことから少なからず動揺をしていたのは間違いないと思われ、暴行が気を取り乱していたことによる突発的なものであるのかどうか、それとも別の要因があるのか、県警としては慎重に調べていくものとみられます。
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