チケットの買い方は?入場に予約が必要?大阪・関西万博“トリセツ”開幕まであと4日【報道ステーション】(2025年4月9日)

開幕まであと4日と迫った大阪・関西万博。9日に報道関係者向けの内覧会『メディアデー』が開催されました。数々のイベントや初めて公開されたパビリオンの内部など、ようやく実際の姿が見えてきました。

■大阪・関西万博 開幕直前の姿

商売繁盛を願う大阪の伝統行事『宝恵駕行列』。期間中日本を代表するお祭りが入れ替わりで会場を盛り上げます。

片岡愛之助さん
「晴天に恵まれてうれしい。皆様どうか万博に来て下さい」

55年前、大阪万博で注目された“人間洗濯機”はよりスタイリッシュになりました。

パイロットのいない“空飛ぶクルマ”はヘリコプターと違いモーター駆動のため、騒音は3分の1に抑えられています。2030年ごろに無人飛行の実用化を目指しています。

高さ約17メートルのガンダムが出迎えるガンダムパビリオンでは、ガンダムシリーズが描いてきた“宇宙での暮らし”や“まだ実現していない科学技術”を映像などを通して体験することができます。

158の国や地域と7の国際機関が参加する万博。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

アメリカ館の目玉は、55年前の万博で公開されたものとは別の「月の石」。

AIロボットが会場内を案内してくれる中国館でも、宇宙を舞台にした目玉展示が並びます。

■「間に合う」工事中のパビリオンも

ただ、まだ工事中のパビリオンもあります。経産省によると開幕に向けて間に合わせるべく、作業を進めているといいます。

インド館の関係者
「間に合う。全部間に合う。朝も昼も夜も仕事やっている。24時間仕事している。インドからも来ているし、日本からも手伝ってくれている。頑張れって。頑張ります」

万博をめぐっては心配なニュースも。6日に行われたリハーサル中、会場内のマンホールの内側で一時、着火すれば爆発する恐れのある濃度のメタンガスが検知されました。万博協会は今後、測定の頻度を上げ、適切に管理していくとしています。

■ドイツ館「遊びながら伝えたい」

1970年当時、世界最軽量を言われた銅管などを大量に使ったドームが存在感を放っていたドイツ館。今回は“カワイイ”で勝負です。

ドイツパビリオン担当 レア・キミニッヒさん
「これがドイツパビリオンのマスコットのサーキュラーです。お客さん1人ずつに渡されるオーディオガイドです」

没入感を追求した展示では、循環経済の目指すべきあり方が学べます。

ドイツパビリオン担当 レア・キミニッヒさん
「世界中から来る人々や日本から来る人々に、ドイツが今の時点で循環経済をどう扱っているか、どのように持続可能な未来をつくれるかを紹介したい。循環経済という複雑なテーマですけど、遊びながら学んでいこうということを伝えたかった」

例えば、キノコの菌糸からできた素材で作られた壁は、取り壊した後、土に返る新素材だといいます。また、パビリオンにはレストランも併設。ビールとソーセージのほか、ペッファーポットハスト、牛肉の煮込みも食べることができます。

事前に公開されていたCGと比べると、花などまだ咲いていないようですが…。

ドイツパビリオン担当 レア・キミニッヒさん
「色んな植物があるので、開催中の色んな時に咲きます。すでに今咲いている花もあります。万博の後は大阪市内の庭園に返すので、持続可能な植物の使い方があるという展示の一つ」

■開幕まで4日 万博の“トリセツ”

大阪・関西万博は入場チケットを買うだけでも複雑なので、万博の“基本のき”をお伝えします。

まず、万博に行くには基本的に『万博ID』の登録が必要です。万博IDとは、チケットの購入やパビリオンの予約などに必要なものです。登録の際にはメールアドレスやSNSのアカウントと、スマートフォンやパソコンなどが必要になります。そして、その万博IDを使って、万博の公式HPから電子チケットを買うことができます。

チケットを購入した後、入場する日時の予約が必要です。希望日の半年前から先着順で予約受付が開始され、3回までなら日時の変更ができます。

チケットの種類は色々とありますが、1日券:7500円(18歳以上)があります。その他にも早割チケットや、期間中に何度でも入場できる通期パスといったものもあります。

ただ、万博IDがなくても入場チケットを買うことができます。コンビニ・旅行代理店・会場の入場ゲート前でも販売されます。ただし、万博IDがない場合、入場日時の変更や、事前のパビリオン・イベント観覧の予約ができない点は注意が必要です。

■“並ばない万博”予約制度導入

今回は“並ばない万博”を掲げていて、パビリオンやイベント観覧には、万博IDでの予約制度を導入しています。

事前に予約できるのは最大3つ。ただ、そのうち2つは抽選のため、必ず予約できるとは限りません。空き枠があれば入場当日の予約も可能です。

予約制度がなく、当日並べば入れるパビリオンもあります。ドイツ館・スイス館・シンガポール館など、複数の国や地域が入る“コモンズ”と呼ばれる建物も予約不要ということです。

そして最大の注意点ですが、会場内は全てキャッシュレス決済で現金は使えません。クレジットカードや電子マネーなどの準備が必要です。支払いや予約などにスマホが必須なので、電池切れしないようにモバイルバッテリーがあると安心です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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