
26日朝、少し疲れの様子を見せた石破首相。
正午には来日したブラジルのルラ大統領と笑顔でハグをしましたが、席に座ると無表情に。
この約24時間前の25日正午に行った公明党・斉藤代表との会談で、石破首相は次のように発言したといいます。
公明党・斉藤代表:
「強力な物価高対策を打ち出そう」こういう話もございました。(Q.総理からの言葉?)「強力な物価高対策」というのは総理の言葉です。
会談では米の価格高騰などが話題に上がり、そこで石破首相が「強力な物価高対策を打ち出そう」と発言したことを明かしました。
公明党・斉藤代表:
来年度予算が成立すれば、間を置かずに物価高対策を打ち出していかばければいけないという趣旨だと私は理解した。
ところがこのわずか3時間後、首相の右腕の林官房長官は火消しに回りました。
林官房長官:
石破総理の発言は、新たな予算措置を打ち出すことを申し上げたものではなく、予算に盛り込んだあらゆる政策を総動員し物価高の克服に取り組む決意を申し上げたもの。
石破首相の発言は「物価高克服に取り組む決意」だと強調。
「新たな予算措置を行うわけではない」と斉藤代表とは食い違う説明をしました。
国会で2025年度予算案の審議が大詰めを迎える中での発言に野党からは…。
国民民主党・玉木代表:
予算が成立したあとに強力な物価高対策をするということは、今の予算は非強力な物価高対策しか入っていないと白状している。
また、立憲民主党は自民党に直接抗議しました。
立憲民主党・斎藤参院国対委員長:
総理も公明党代表もバカにしないでほしい。「強力な物価高対策しましょうね」なんて、当然予算が伴う。だったら今、出してくださいよ。
さらに抗議を受けた自民党からも…。
自民党・石井参院国対委員長:
(発言を)した・しないではなく、こういう話が出てくること自体、予算審議中で大きな問題だ。
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