
インバウンド需要の影響で人気が高まる民泊で、料金をだまし取られるかもしれない不審なケースが相次いでいます。
■「見学」不審メール 海外の詐欺に関連か
岩手山を背景にりんとして咲く一本桜。美しさに多くの人が見とれたゴールデンウィーク2日目の27日。晴天に恵まれた関東も、観光地は多くの人でにぎわう行楽日和となりました。
最近はインバウンド需要でホテルや旅館の予約が取りづらく、宿泊費の高騰なども気になるところ。そんななかで注目されているのが、民泊です。
地元の友人とよく利用 20代
「友達の家感覚で行けるのが利点だなって」
住宅を旅行者に宿泊場所として提供する民泊。今年1月までの2カ月間の民泊利用者数は、前年同時期からおよそ15万人増え、41万7662人でした。
身近になった民泊ですが、最近はこれまでにない不審な事例が相次いでいます。
民泊オーナー 宗華さん
「4月初旬ごろから、『部屋を見学させて』と何件かうちに来ていて」
7年ほど前から都内数カ所で民泊を運営するオーナー。これまでにないメッセージについて聞いてみました。
宗華さん
「『見学』『早めに見学』『事前に見学』」
この予約サイトは事前見学が禁止なため断ると…。
宗華さん
「『さて、近くのレストランなどで顔を合わせて協力的なことを話す…』住所を教えてくださいと。完全に宿泊施設を内見する話じゃなくなっていますよね」
おかしな日本語で、とにかくオーナーに会おうとする問い合わせ客。海外で起きている詐欺に関連している可能性があるといいます。
宗華さん
「海外では実際に見学して『写真撮影をさせて』と。その写真をまたどこかに掲載し(客を)募集する。詐欺に近いような形で行われている事例もある」
■「怒りしかない」5時間以上も路頭に迷う
トラブルに遭った人はこう話します。
家族で被害に遭った Soraさん
「実際部屋まで行って『民泊営業されていますか』と伺ったところ、『違いますよ、またですか』みたいな感じの少しけだるそうな感じの声で言われ、本当に怒りでしかない」
当時9カ月の娘と家族3人で旅行中に被害に遭ったという女性。他のホテルを探すために5時間以上かかったといいます。
宗華さん
「連休だったりもするので、海外からも万博に来るので、その関連で何かしようとしているのかなと」
このオーナーは、安全なサイトを使うことや、極端に安い部屋に気を付けるよう注意を呼びかけています。
(「グッド!モーニング」2025年4月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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