
兵庫県芦屋市のごみ処理施設で排ガス中の水銀濃度が基準値を超え運転が停止されている問題で、市がその後、搬入されたごみを検査したところ、基準値内であったことが分かりました。
この問題は2019年6月に芦屋市浜風町のごみ焼却施設「芦屋市環境処理センター」で国が定める大気汚染防止法の1立方メートル当たりの排出基準値の4倍に当たる水銀濃度200マイクログラムが検出されたもので、市は8月27日、施設の運転を停止しています。
市によりますとその後、ごみをためるピットで搬入されたごみを調べたところ水銀量は基準値内で、排ガス中の水銀濃度が上昇したのは当時焼却したごみが原因とみられるということです。
この検査結果を受け、市は今後もごみに水銀が混入する可能性があるとして、活性炭を使って排ガス中の水銀を除去する対策をしたうえで、来週末の再稼働を目指すとしています。
また、市はこの間も1日およそ90トンのごみが収集され、施設に運び込まれるため不要不急のごみ出しを控えてほしいと呼び掛けています。
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