
コメの価格が高止まりするなか、コンビニおにぎりをめぐって大手3社が様々な工夫で安さをアピールしています。
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コンビニ大手・ローソンは3日、随意契約による備蓄米を含まない2023年産以前のコメを買い付け、“ヴィンテージ米おにぎり”として発売すると明らかにしました。
ローソン 竹増社長
「我々ローソンでは、古いおコメを“ヴィンテージ米”と呼ぶ。我々のおにぎりシリーズの中で一番安価なおにぎりになる」
よりコメの味を感じられる塩か梅おにぎりにして、税抜き120円程度で来月以降に売り出すといいます。ローソンは、備蓄米を少量だけ試してみたいという客の声に応え、古いコメを使ったおにぎりを作ることを決めたということです。
コンビニおにぎりをめぐっては、セブン-イレブンが2日、コメ価格高騰を背景に一部のおにぎりやすしを対象としたセールを11日から実施すると発表。
一方、ファミリーマートも4日から購入頻度が高い消費者を対象に先着順でおにぎりの割引回数券を販売します。
おにぎりをめぐるコンビニ各社の動きについて、街の人に聞きました。
大学生(20代)
「(コンビニおにぎりは)2個で400~500円弱くらい。高いなと思いつつしようがない」
――値段下がったら
大学生(20代)
「とてもうれしい」
会社員(40代)
「198円のおにぎりでのりがついてなかった。昔に比べたら(コンビニ)おにぎりも安い感じはしない。作るよりは手軽に買えるので安くなるなら買うことはある」
2日に発表されたスーパーで販売されるコメの最新の平均価格は、5キロあたり4260円と前の週より25円下落。3週間ぶりの値下がりとなりましたが、依然、去年の同じ時期の2倍以上となっています。
ただこれは、随意契約で大手の小売業者に引き渡された備蓄米が店頭で販売されるよりも前の価格。今後、さらなる価格の低下が注目されます。
こうしたなか、小泉農水相は3日朝、中小規模のスーパーなどが対象の随意契約について、2日までに1500件の申し込みがあったとして…
小泉農水相
「全部待ってということではなく、(契約)できたところからどんどん出ていくようにしたい」
随意契約に申し込んでいるローソンも…
ローソン 竹増社長
「入荷後最短3日、そこから約1週間で全国へ提供していきたい」
ローソンは、備蓄米を1キロ税込み389円、2キロ税込み756円で、セブン-イレブンは無洗米2キロを税抜き800円前後で、ファミリーマートは1キロ税込み388円でそれぞれ販売する予定としています。
80代
「コンビニで1キロで売ってくれたらありがたい。持って帰るのも楽だし」
随意契約によるさらなる備蓄米の放出で動きはあるのか…
小泉農水相
「政府の明確な(随意契約の)方針後の民間の動きは、ものすごいスピードで競争が生まれていて、5月31日に(店頭に)並べることができたのも、予想上回る民間の競争の結果」
小泉大臣は、今後も民間企業の動きと連動してコメの価格を安定させたいとしています。
(2025年6月3日放送「news every.」より)
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