
事実上の交戦状態となったイスラエルとイラン。双方による攻撃の応酬が、激しさを増しています。
イスラエル各地では、イランの報復攻撃によるミサイルが次々と飛来。警報が鳴り響き、上空には迎撃ミサイルによる閃光がほとばしります。
(醍醐穣記者)「今、迎撃のミサイルが上がっています。イランのミサイルでしょうか、光る物体が流れていきます。」
現地メディアによると、イスラエル軍はイランから波状的に打ち込まれた約200発のミサイルのうち、4分の1にあたる50発ほどが迎撃に失敗したと報じています。
鉄壁を誇るイスラエルのミサイル防衛システムも破られ、街は瓦礫の山に。多くの住民に被害が出ています。
(住民)「すごい爆風で大量のほこりが入ってきて息苦しかった。」
イスラエルの現地メディアによると14日夜からのイランのミサイル攻撃によって、少なくとも10人が死亡し100人以上がけがをしたと報じています。イスラエルのネタニヤフ首相は―。
(イスラエル ネタニヤフ首相)「イランの現政権の関連施設をすべて破壊します。イランが今感じている苦痛は、我が軍がこれから与える苦痛と比べれば取るに足らない」
さらなる攻撃の激化を示唆しました。
「核兵器の開発阻止」に向けた自衛の措置としてイランの核施設の攻撃を開始し、革命防衛隊の幹部ら20人以上を殺害したイスラエル。
14日はさらに石油・ガス施設などインフラ関連施設なども攻撃。標的の範囲を広げています。イランの国防省や集合住宅などにも攻撃を行っていて、ロイター通信によると、これらの攻撃で約60人が死亡したと報じています。
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