
■イランとイスラエル 事実上の交戦状態に
次々と飛び立っていく戦闘機。
13日、イスラエルが、200機もの戦闘機を投入して攻撃したのは、“宿敵”のイランでした。首都テヘランの集合住宅も標的に。こうした攻撃で、軍の参謀総長や核開発の科学者らが死亡。イラン全土で、子どもを含む100人以上が死亡したとみられています。
攻撃されたマンションの住人
「この建物が爆発しました。ミサイルが何に当たったのかわかりません」
今回の攻撃について、イスラエルがこだわったのが、イランの核関連施設です。
イスラエル ネタニヤフ首相
「世界で最も危険な政権には最も危険な兵器を手に入れさせない」
イラン最大とされる核関連施設からも黒煙が上がっていました。第一段階の攻撃だけで100か所以上が標的にされたという今回の奇襲攻撃に、イラン側では…
イランのデモ隊
「犠牲者の復讐を!イスラエルの全滅を!」
最高指導者ハメネイ師も、即座に報復を宣言。
イラン ハメネイ師
「(イスラエルは)大きな間違いを犯した。その結果は、神の意思により惨めなものになるだろう」
中東の軍事大国・イスラエルとイランの応酬は特にこの1年、激しさを増してきました。
2024年4月、イスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆すると、イランは、ドローン攻撃などで報復。ただ、このときは人口密集地を避けるなど、抑制的なものでした。7月には、イランに招いていたハマスの指導者ハニヤ氏が暗殺された際にもイスラエルに報復。弾道ミサイルを撃ち込みましたが、軍事施設などに限られていました。
しかし今回、ついにイスラエル最大の都市・テルアビブにも攻撃が。事実上の交戦状態となったイスラエルとイラン。かつてない規模の攻撃を受けたイランは、すぐさま反撃に出ました。国営テレビによれば、イスラエルの最大都市・テルアビブなどへ向け、100発以上の弾道ミサイルを発射したといいます。
テルアビブ市民
「爆発があまりにも大きかったのですぐにこの建物に落ちたと分かりました」「本当に恐ろしい瞬間でした」
テルアビブ市民
「まさに死ぬかと思いました。死を覚悟するなんて想像できないでしょ」
イスラエルでは、これまでに3人が死亡し、170人が負傷。
増尾聡 記者
「今イスラエル、テルアビブ市内ですが、空に赤い光が確認できます。イランからの攻撃のものという可能性もあります。イスラエルの中心部から⻄の方向に向けて赤い光が確認できます」
イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルを無力化する。中途半端な対応はしない」と宣言していて、“核保有国”イスラエルとの間でさらなるエスカレートが懸念されています。
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