ロシア軍が28日に行ったウクライナの首都キーウへの大規模な攻撃でこれまでに23人が死亡し、和平を仲介するアメリカのトランプ大統領は不満を募らせています。
レビット報道官「（トランプ大統領は）不満を示しているが驚いてはいない。両国は長い間戦争状態にある。両国は自ら戦争を終わらせる準備ができていないようだ」
ホワイトハウスのレビット報道官は会見で、トランプ大統領は事態の推移を注視していて、戦闘の終結を望んでいると強調しました。28日のキーウへの攻撃では、少なくとも23人が死亡し、EU＝ヨーロッパ連合の代表部やイギリスの文化交流機関の建物も損傷しました。ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で、「ヨーロッパやトランプ氏への攻撃でもある」と非難し、プーチン氏は「戦闘の終結を望んでいる」と説明しながら、トランプ氏を欺いていると主張しました。キーウへの攻撃を受けて、ドイツのメルツ首相は28日、トランプ氏が調整しているロシアとウクライナの首脳会談は、「実現しないことが明らかだ」との見方を示しました。
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