1980年代に人気を博した新沢基栄さんのギャグマンガ「ハイスクール！奇面組」の新作アニメが2026年1月から、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」（金曜23時30分～）で放送されることが発表されました。「X（旧Twitter）」のトレンドで関連ワードがランクイン。正式発表前にシルエットだけが公開された際も、独特7のキャラクター造形から「奇面組」だとすぐに分かり、盛り上がりを見せていました。参考になる記事を紹介しながら、なぜここまで強烈な反応があるのかを考察してみます。奇面組」が強い反応を呼ぶのは、同作をリアルタイムで知る団塊ジュニア世代に刺さる作品で、語りたくなる要素が多いからでしょう。
近年はアニメ作品の増加に伴い、人気原作の“奪い合い”が続いており、その影響もあって名作を再アニメ化する流れが加速しています。とはいえ「奇面組」まで復活することに、多くの人が驚いたようです。
同作は型破りな展開が多く、高校生キャラの飲酒描写など、今の時代では難しい部分もあります。加えて、固定電話の時代ならではのネタもあります。さらに、予想外の最終回でも有名。話題に事欠かないのです。
一方で、同日公開されたイメージMVには、制作陣の意気込みが感じられました。旧作の主題歌「うしろゆびさされ組」をカバーし、当時を思わせる振り付けに。また、飲酒とも取れるシーンを挿入し、スマートフォンを前面に押し出してきました。公式サイトも原作の時代には存在しないSNSをイメージさせます。一連の懸念にアンサーを出すような内容でした。
原作を知る世代が歓喜するのは当然として、今後のポイントは、「奇面組」を初めて知る若い層、そして海外のファンにどう受け止められるか。そこに真価が問われるでしょう。
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