
9日早朝、住宅街に爆発音がとどろきました。衝撃で防犯カメラも揺れました。
札幌市手稲区西宮の沢の住宅街で起きたガスが原因とみられる爆発の瞬間です。
住宅からは激しい炎と煙があがり、そして、すでに建物がなくなっているところも…。
近隣の住民
「あまりにも異常な揺れだった」
「ドカーンというすごい音でびっくりして飛び起きた。ガタンガタンと地震かなと思った」
この火災で、住宅2軒が全焼しました。
火元の住宅からは、住人とみられる女性の遺体が見つかり、その家に住む家族、延焼した隣の住宅の住人2人の合わせて4人がけがをしました。
熊谷七海記者(9日)
「現場から50メートルほど離れている集合住宅も爆風で窓ガラスもはずれてしまったということです」
現場は、JR発寒駅と稲積公園駅のほぼ中間にある住宅街で、近くには、小学校や病院もあります。
過去の航空写真では、火災の以前には、住宅が2棟あったことが分かります。
消防によりますと、爆発の衝撃で、住宅の破片が飛び散るなどして、周辺の少なくとも39棟が被害を受けたということです。
爆発した住宅の隣の住民
「2階の窓が全部、爆風で割れて、中に飛び散って…」
爆発した住宅の隣に住む男性が取材に応じました。
爆風の威力なのか、リビングは、がれきが窓を突き破って住宅内に入っています。
がれきは、当時寝ていたという和室にまで、飛び込んできました。
爆発した住宅の隣の住民
「和室に寝ていたから、ドーンという音だけ。(けがは?)けがはなかった。近所の人が来て、そこの窓から外に出た。40年近く(住んでいる)。自分が買った家だからなんとか継続して住みたい」
一方、こちらの男性の住宅では、エアコンが外れて、落ちかけたそうです。
さらに窓ガラスが割れ、破片が飛び散ったため、10日は終日、後片付けに追われました。
被害にあった住民
「室内でガス漏れがあったら困るので、ガス漏れ検知器を買いに行こうと思う」
爆発した住宅を含む周辺一帯の約200世帯は、北ガスジェネックスが管理するプロパンガスの供給を受けていました。
各家庭に、個別にガスボンベが配送される仕組みと異なり、「ボンベ庫」とよばれる貯蔵庫から、地下の配管を通して、各家庭に供給される「集中プロパンガス」と呼ばれる仕組みです。
北ガスによりますと、この施設は44年前の1982年に、団地の造成に合わせて完成しました。
4年ごとに施設を点検していて、直近の点検は2022年の9月、そのときには、問題は見つからなかったということです。
熊谷七海記者
「爆発から1日が経ちました。きょうは近隣の皆さんが一番心配しているガス漏れの状況をガス会社が調査しています」
火災の後の点検でも、施設や配管に問題は見つからず、北ガスジェネックスは9日夕方に、停止していたガスの供給を再開しました。
火災の直後、警察には「ガスの臭いがする」との通報もあったことから、警察は、ガス爆発が原因による火災とみて、火元の住宅に供給されている、プロパンガスとの関連を調べています。
これほど被害が大きい爆発で、ガス漏れに気づくことはできないのでしょうか?
市民防災研究所 坂口隆夫理事
「これだけ大きな爆発になったのは、相当な量が漏れていたと思われる。本来、ある程度匂いでわかると思う。プロパンガスは、かなり下から堆積をしているから、場合によっては、気付きにくかったと言える」
堀内大輝キャスター:
死亡した女性の死因は、焼死だとわかりました。
堀啓知キャスター:
9日早朝に起きた、住宅街での爆発事故から一夜明けて、被害の大きさが明らかになりましたが、一方で、火災や爆発の原因は何だったのか、 警察が調べています。
2日目の夜を迎えた現場から、熊谷七海記者が最新の状況を伝えます。
熊谷七海記者:
何もない場所には、9日早朝まで、家族3人が暮らす住宅がありました。その家が爆発して、その住宅の木片が、隣の家の壁に突き刺さって、穴が開いたり、窓ガラスが飛び散っている状況です。隣の住宅の人に許可をもらって撮影していますが、地面には、まだ木片だったり、ガラス片が飛び散っていて、散乱している状況です。そして、一番現場で驚いたのが、こちら風除室の扉ですが、ガラスがすべて爆風で飛び散ってしまっていて、窓枠だけが取り残されている状況です。近隣の住民の方々にお話を伺いましたが、一番皆さん心配されているのが、今、室内にガスが漏れているかどうかが、一番心配だというふうに話していらっしゃいました。ガスはもう開始されているんですけれども、この寒い中、ブルーシートで住宅を覆われている方も多い中、皆さん、ガスを自ら止めて、灯油ストーブなどで生活しているというふうに話していらっしゃいました。ですので、爆発した原因の早い究明が待たれます。
堀キャスター:
まだ、その火災の原因がガスだとは断定はされていないということですけれど、ま、でも、ガスの供給は点検後始まったということなんですね。ただ、近い方はちょっと自分の判断で、怖いから、ちょっと止めてるという話でしたね。
堀内キャスター:
これ、仮にプロパンガスだとすると、このプロパンガスの性質で、下に沈むというか、重いので、ま、下の方に溜まるという性質もあるという専門家の話もあります。
コメンテーター 小橋 亜樹さん: 被害に遭われた皆さんに、お悔やみと、お見舞い申し上げます。 原因は、まだ分かってはいないけれども、特に、この「冬の北海道」ということから、自分たちでも知り得ない何か、例えば凍結で何かあったとか、あと外に雪が積もって、こうなってしまったとか、そういうことも可能性として考えられるような気もしますし…。
堀キャスター:
今年は特に札幌でこれだけ雪が降ってるから、なんか、その雪の重みとか…。
コメンテーター 寺田 明日香さん(女子100mハードル 元日本記録保持者): キッチンのコンロがうちはガスなので、よく使うんですけど。 やはり、あの、防げなかったのかな? っていうふうに思うんですよね。 北海道は特に、寒いのでガス使われるご家庭も多いと思いますし。 うちマンションなので、警報器ついてますけども、ついてないご家庭も多いと思うので。 やっぱり、原因究明していただいて、今後の防止策を考えないといけないですよね。
堀内キャスター:
今、ガス漏れの警報器という話もありましたけれども、万が一そのガス漏れに気づいた場合の対処法について、元東京消防庁、麻布消防署長で火災の予防に詳しい、坂口さんに聞きました。
まず、気づいたらガスの元栓、これを閉めてください。 それから、窓を開けてください。ま、寒いですけれども、命には代えられません。 そして、その後に消防、またはガス会社に連絡をしてください。
そして、絶対にやってはいけないこと、というのが、あるんだそうです。 「換気扇をつけること」。それから、「電気をつけること」。 電気は、通電した時の火花が引火して爆発するというケースが大変多いんだそうです。換気扇もやっぱり電気がついてしまうという、ので、それでよくないということになりますね。
堀キャスター:
全部こう身近にやりがちですけれども。女性が亡くなったという本当に大きな事故になりました。 全国的にも、このインフラ関係の事故は多くなってきて、特に老朽化っていうことが原因のケース多いんですけれども、今回は、まだわかりませんので、とにかく、原因の究明が待たれます。
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