埼玉県内3か所で破損・腐食 国交省が下水道管の「緊急点検」結果公表　八潮市の道路陥没事故受け｜TBS NEWS DIG

埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、7つの都府県で下水道管の緊急点検が行われ、埼玉県内の3か所で破損や腐食が見つかったことがわかりました。

埼玉県八潮市の道路陥没事故をめぐっては、下水道管の破損が原因となった可能性が高く、国土交通省は、多くの処理水が流れる直径2メートル以上の下水道管を管理する東京など全国7つの都府県に緊急点検するよう指示していました。

国交省はきょうの会見で、およそ1700か所のマンホールから内部を点検した結果、下水道管の破損や腐食があったのは3か所で、すべて埼玉県内だったと明らかにしました。

中野洋昌 国交大臣
「必要な対策を速やかに実施をしていただくように、施設の管理者に要請をした」

また、この点検で、下水道管との関係性は低いものの、補修の緊急性が高い道路の下の空洞が東京都などで6か所確認されましたが、補修作業は既に完了しているということです。

そんななか、きょう午前、栃木県宇都宮市で道路に穴が見つかりました。

穴の直径はおよそ30センチ、深さは1メートルほどでしたが、原因は家庭の下水を下水道管に流し込む「取付管」が破損し、土が「取付管」の中に入り込んだためだということです。

近くに住む人
「心配ですよ。（車が）落ちなくてもタイヤが入ると事故の原因になりますよ」

八潮市の陥没を受けて国交省が指示したのは直径2メートル以上で処理水量が一定以上の下水道管で、宇都宮市は直径2メートル以上の下水道管について自主的に調査していました。しかし、きょう穴が見つかった現場の下水道管の直径は30センチで、調査の対象から外れていたということです。

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