
お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさん(30)はコンビのユーチューブ動画で、オンラインカジノをしていたことを認め、謝罪しました。違法性を認識しないまま始めてしまうオンラインカジノのわなとはどのようなものでしょうか。
■令和ロマン 高比良くるまが謝罪
令和ロマン 高比良くるまさん
「2019年末、大学時代の知人から誘いを受けまして、違法ではないという説明を受けまして、それが2020年末ほどまで1年間ほど続いておりました」
お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさん。違法ではなかったと思っていたといいます。
捜査関係者によりますと、警視庁は違法なオンラインカジノに関連し「とろサーモン」の久保田かずのぶさん(45)など吉本興業の複数のお笑い芸人に任意で事情を聴いているといいます。
久保田さんは関与を否定する趣旨の話をしているということで、警視庁は事実関係を含めて慎重に調べています。
吉本興業はANNの取材に対し、「現在、事実関係を確認中でございます」とコメントしています。
また、東京オリンピックの卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希選手(30)がオンラインカジノで賭博したとして、先月、書類送検されています。捜査関係者によりますと、賭けた金額は数千万円に上るとみられています。
■摘発急増 オンラインカジノの罠
ギャンブル依存症の人を支援などする団体は、スマホでいつでもできるオンラインカジノは無料で遊べることをきっかけにゲーム感覚で、のめり込む人が多いと指摘します。
ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表
「(オンラインカジノは)勝負がものすごく早い。頻繁にかけることができるので依存状態に陥りやすい」
また、コロナ禍の“お家時間”をきっかけに依存症の相談が増えたといいます。
ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表
「コロナ前までオンラインカジノは4%ぐらいだった、相談の割合は。2023年は20%を超えたので急激に増えたなと実感した。コロナのころは著名人などが(無料版の)広告塔になっていたので、それで合法と勘違いした人も結構いた」
警察庁によると、去年、全国で摘発されたオンラインカジノの利用者と業者は合わせて279人で、利用者の摘発は前の年のおよそ3倍に増えています。
元夫がコロナ禍をきっかけに違法なオンラインカジノに“はまってしまった”という女性です。
元夫が違法オンラインカジノ利用 40代
「元々ゲームにハマりやすい。スマホにゲームアプリを一切入れないと言っていた人」
女性は、上場企業に勤める元夫と子ども2人の4人暮らしでした。
元夫が違法オンラインカジノ利用 40代
「本来ある貯金と給料が全部なくなっていて数百円しか残っていなくて、何回も1万円、3万円…みたいな引き出しがすごくあって、お金がなくなっていた」
その後もオンラインカジノをやめられず、治療のため病院に入院しましたが、その入院中にもオンラインカジノで金を使ってしまったといいます。
元夫が違法オンラインカジノ利用 40代
「私の婚約指輪と、若いころに買ったブルガリの時計を持って質屋に売って」
元夫は子どものお年玉や学資保険にまで手を付けたといいます。結局、借金は1000万円近くになり、7年間住んだマンションも手放しました。
元夫が違法オンラインカジノ利用 40代
「借金も含めて2000万円くらい使っているのでは。本当に絵に描いたような幸せな家庭だったと思う。崩壊ですかね」
オンラインカジノは金を賭ければ刑法の賭博罪にあたる違法行為で、政府は今後、規制や対策を進めていくとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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