韓国サムスントップ仮釈放 大統領「国益のための選択」

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄などの罪で実刑判決を受け服役していた、サムスングループの経営トップが仮釈放されました。

 13日、仮釈放された韓国最大の財閥・サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長。ソウル拘置所の前で記者団の取材に応じました。

 「私に対する心配、非難、憂慮、そして大きな期待をしっかり聞いています。頑張ります」(李在鎔 サムスン電子副会長)

 李副会長はグループの経営権をめぐり朴前大統領らに賄賂を贈った罪などで懲役2年6か月の実刑判決を受け、1月から服役していました。李副会長の釈放をめぐっては、世論調査で7割近くが賛成する一方で「財閥優遇」との反発もあります。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「半導体とワクチン分野における役割を期待して仮釈放を要求する国民も多い」としたうえで、「国益のための選択と受け止め、理解してほしい」とコメントしています。李副会長は経営への復帰は制限され、別の件で有罪判決を受ければ再び収監される可能性もあります。(13日15:26)

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