
参議院では、高額療養費制度での石破首相の方針転換に伴い、予算案が再修正となることについて議論が行われています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・伊地知英志記者がお伝えします。
2025年度予算案が参議院で再修正され、衆議院に戻されるのは極めて異例の事態で、野党側は石破首相に対し「迷走している」と批判しました。
立憲・勝部参院議員:
(高額療養費の患者負担で)政府与党の対応は二転三転、まさに迷走しています。
石破首相:
保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的なご負担が過度なものとならないようにすることが重要であります。
石破首相に対しては、自民党内からも「ブレすぎて支持率も下がっている」と不満が徐々に高まっていて、夏の参院選を前に、自民参議院議員の12日の総会では、石破首相の交代を訴える声が上がりました。
自民・西田参院議員:
衆議院選挙で負けてますからね。国民の審判は出ているわけで。その方が次もう一度、参議院選挙の看板でやるということはあり得ない。
西田氏は総会で「この状況では選挙を戦えない。もう一度総裁選で新しいリーダーを選ばないといけない」と発言しましたが、拍手はまばらでした。
ある自民党議員は、「影響はさほどない」と話していて、「石破おろし」につながるかは、まだ不透明です。
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