
停戦の早期実現を急ぎ、トランプ大統領が強硬手段で出ました。ウクライナへの軍事支援の一時停止を指示し、ヨーロッパで危機感が広がっています。
■「誠実な態度見せるまで」軍事支援一時停止
CNN
「トランプ大統領がウクライナへの軍事支援のすべてを一時停止することが判明しました。先週の口論によって、いよいよ本格的な問題へと発展。アメリカから軍事支援のすべてが止まります」
喜んだのは、ロシアです。
ロシア ペスコフ大統領報道官(4日)
「アメリカが武器の供与を停止すれば、和平に最も貢献することになるでしょう」
ウクライナにとって最悪の結果を招きつつある首脳会談の失敗。
トランプ大統領(3日)
「ゼレンスキー氏はもっと感謝すべきです。なぜなら、私たちは彼らが良い時も悪い時も一貫して支えてきたからです」
この措置は、ゼレンスキー大統領らウクライナの指導者がロシアとの和平合意に向けて、「誠実な態度」を見せているとホワイトハウスが判断するまで続くとしています。
ウクライナ シュミハリ首相(4日)
「ウクライナは、落ち着いてすべての外交手段で米国と仕事を続けます」
ウクライナに隣接するポーランドも危機感を募らせます。
ポーランド トゥスク首相(4日)
「状況は深刻です」
国境や物資供給拠点からの報告が「アメリカ側の発表を裏付けている」と明らかにしました。
ゼレンスキー大統領はこう悔やみます。
ゼレンスキー大統領のXから(日本時間5日未明)
「トランプ大統領の強力なリーダーシップの下、永続的な平和実現のために取り組む準備があります。(首脳会談は)想定通りにいきませんでした。遺憾に思います」
EU=ヨーロッパ連合は、ウクライナ支援にも活用される見通しの8000億ユーロ、日本円で125兆円規模の「再軍備計画」を発表しました。
(「グッド!モーニング」2025年3月5日放送分より) (C) CABLE NEWS NETWORK 2025
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize