「静かに苦しんでいた」地下鉄サリン事件から30年 後遺症に苦しむ女性の思い

オウム真理教による地下鉄サリン事件から19日で30年です。
首都の中枢を狙ったテロ事件の被害に遭った、当時高校1年生だった女性が苦しい胸の内を語りました。

1995年3月20日の朝、霞ケ関駅を通る地下鉄の車内でオウム真理教の信者が「サリン」をまき、14人が死亡、約6300人が負傷した日本の犯罪史上に残るテロ事件が起きました。

当時高校1年生だった女性は、日比谷線の車内で被害に遭いました。

40代女性:
足元には大量の水(サリン)がこぼれていて、私たちの感覚としては呼吸ができないという感覚があった。

事件から数カ月後、日比谷線に乗ろうとした瞬間、再び息ができない感覚に襲われるなど後遺症に苦しんできました。

40代女性:
私よりひどい症状の人がいたり、もう亡くなっている人とか意識が戻らない人とか、私はあんまり文句を言っちゃいけないなっていう気持ちがあったので、静かに苦しんでいたっていうか。

一方、公安調査庁は2月、後継団体「Aleph」の施設に立ち入り検査を行いました。

道場には麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の写真が掲げられた祭壇が確認され、公安庁は今も信者らが帰依を深めているとみて目を光らせています。

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