
タイから移送された男。
特殊詐欺グループのトップとみられていますが、殺人事件で国際手配されている容疑者と同級生だったことが分かりました。
FNNは2人を知る人物を取材。
2人の接点が見えてきました。
国際手配から逃れ続ける男とタイから強制送還された男。
この2人の接点が中学時代にあったことがFNNの取材で明らかになりました。
中学校の卒業アルバムに隣同士、肩を並べて収まる2人の男。
画面右が8日に逮捕された、冨沢こと山口哲哉容疑者(46)。
移送中の映像と見比べると眉毛の形、そして目元に中学時代の面影が色濃く残っているのが分かります。
そして山口容疑者の隣に写るのが、現在、国際手配されている関東連合の元メンバー・見立真一容疑者です。
手配写真と見比べると、目元の感じや髪の生え際の形、そして左の口元にあるほくろも同じです。
中学校の同級生だった2人。
今回、山口容疑者が逮捕されたことで見立容疑者に関する捜査が進展する可能性があるとみられています。
2012年9月、東京・六本木のクラブで人違いから客の男性を銃弾で襲い、金属バットなどで殴り殺害した事件。
事件の主犯格とみられる見立容疑者は、事件直後フィリピンに出国して以降、12年間足取りが分かっていません。
2人はどのようにして関係を深めていったのか。
FNNは中学時代の2人を知る人物から話を聞くことができました。
中学の同級生:
やっぱり冨沢(山口容疑者)っていうのがリーダー格で、不良グループの先頭に立って、中心に立っていた記憶は間違いなくあるんで。
不良グループのリーダー格だったという山口容疑者。
一方、見立容疑者については…。
中学の同級生:
見立(容疑者)に関しては、数カ月で一緒に行動しているのを見かけた。
同じ不良グループの仲間となった2人。
ある時には地元の暴力団ともめごとになったこともあったといいます。
中学の同級生:
このグループがたまに組(暴力団)とどうとかって話も出ていて、そこともめてて、お金を持っていかなきゃいけない話があった記憶はものすごくあります。中学生にして組とやってるのか、みたいな感覚ではありましたね。
その後、半グレ集団「関東連合」のメンバーになったとみられる2人。
山口容疑者の逮捕が未解決事件解決への突破口となるのか。
警察は、山口容疑者が海外逃亡している見立容疑者の所在について知っている可能性もあるとみて調べています。
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