
韓国では、3日、大統領選挙の投開票日を迎えます。
今回の大統領選は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が4月に失職したことで、急きょ、行われることになりました。立候補者6人ですが、実情は、与党候補と野党候補の一騎打ちです。
与党『国民の力』から出馬しているのは、金文洙(キム・ムンス)氏です。対する最大野党『共に民主党』の候補者は、李在明(イ・ジェミョン)氏です。
対日強硬派として知られてきた李氏。
李在明氏(2021年)
「日本は完全な友好国か?常に信じられる友好国か?領土問題、過去の侵略問題に、日本があいまいな態度をとっている状況で、韓米日軍事同盟は非常に危険かもしれない」
もし、李氏が大統領になった場合、日韓関係は、一昔前に戻ってしまうのでしょうか。
ソウルにある和食レストランで聞いてみました。
建築関係者(34)
「(Q.李在明氏は日本に対し過激な発言をしてきましたが)心配は無用だと思いますね。韓国はK-POPやコスメティックなどで日本から好かれるし、日本人もやさしさとか、ぬくもりがある」
芸能関係(25)
「国際情勢が、力と力の対決に流れているので、韓国だけでも“力対力”に流されることなく、全体的に対話で解決する大統領、韓日関係になってほしい」
前回の大統領選では、20代・30代の投票率が、70%を超えました。その多くが無党派層のため、若い世代の支持が勝敗を左右します。「日本と敵対すべきでない」という考え方は、それなりに一般的になってきました。
こうした声を李氏は、無視できないのか、今回の選挙戦では、このように話しています。
野党『共に民主党』 李在明候補(先月)
「私が日本に敵対的という先入観がある。私は、本当に日本と親しくしたい。親しくできたらいいこと。助け合いになって」
ただ、対日関係は、争点の一要素に過ぎません。
なかにはこのような意見もありました。
IT関係(29)
「期日前投票日に投票しましたが、私は無効票にしました」
期日前投票は過去2番目の高水準だったそうです。
最新の世論調査で支持率を見てみると、与党の金氏が35%。対する最大野党の李氏は49%で、独走とまではいかないまでも、かなり優勢な状態です。
異常ともいえる戒厳令発動で深く傷ついた韓国社会。
有権者が次の大統領に望んでいるのは。
通訳業
「右は右、左は左で、自分が正しいと思っている。それを統合できる人が必要。早く、その垣根を越えて、国が共に進んでいく姿を見たい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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