
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、景気を下支えするために行っている量的緩和策の規模を今月から縮小すると決めました。アメリカの金融政策の大きな転換で、日本や世界経済にも影響が及ぶことになります。
新型コロナウイルスで落ち込んだ景気を下支えするため、国債などを購入し、市場に多くのお金を供給する「量的緩和策」を続けてきたFRB。去年は一時、戦後最悪の水準まで悪化したアメリカ経済ですが、雇用と物価が改善したとして、今月から量的緩和の規模を段階的に縮小することを決めました。
FRB パウエル議長
「目標に向かって経済が進展していることを踏まえ、資産購入の縮小開始を決めた。(量的緩和策は)来年半ばまでに終了する」
異例の大規模緩和を続けてきたアメリカの金融政策にとっては、大きな転換点を迎えました。ただ、先行きは不透明です。アメリカではデルタ株の拡大で景気回復の勢いが減速しているほか、人手不足や供給網の混乱で大幅な物価の上昇が続いています。また、FRBは正常化に向けて利上げの時期を探りますが、タイミングを間違えれば、国内だけでなく、世界経済に混乱を招くおそれもあります。
景気の悪化や市場の動揺を起こさずに金融政策の正常化をやり遂げられるのか。中央銀行の真価が問われるのは、これからです。(04日11:14)
#米FRB #量的緩和縮小
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