【News】松戸市女子高生の身に何が起きたのか? 有名ゲーム実況者YouTuberの償いとは? #news #youtuber #事件

4月13日午前4時ごろ、千葉県松戸市のマンション敷地内に少女2人が倒れているのが見つかり、いずれも死亡した。

 マンション最上階の10階には、学校の制服のような上着と靴がそれぞれ2人分置かれていたという。

衝撃的だったのは、2人がTwitterで飛び降りる様子をリアルタイムで配信していたことだ。現在は削除された33分23秒にわたる動画には、制服のような服装の少女2人が高所から飛び降りるショッキングな様子が記録されていた。

「飛び降り」をリアルタイム配信

 少女のうち1人が「怖い……怖いよ」と何回か繰り返したのち、「大丈夫、行こう」「せーので行くよ?」「せーの」と腕を組みながら後ろ向きで飛び降りている様子が映っている。2人の姿が画面上から消えたあと、“バン”という衝突音が響く。

 その後、マンションの住民男性が倒れている2人を見つけ、110番している。

 別の住人男性によると、13日の午前4時ごろは救急車両のサイレンが鳴り響き、警察官や管理会社の社員がマンション入り口に集まり、現場は騒然としたという。

 死亡した2人は、それぞれ新潟県に住むXさんと、松戸市に住むYさんだとみられる。2人はともに女子高生だった。

XさんのTwitterには、〈早く死にたい〉という投稿や、オーバードーズをにおわせる内容が続く。このほかにも、恋愛についても悩んでいたことが、次のような投稿の内容から見受けられる。

〈都合のいい女すぎて鬱。死にたい〉

〈求めすぎてた!私みたいな女が本気で相手にされるわけが無いんだ!死ぬ前にいい夢見させて貰えただけでも感謝しなきゃ〉

「覚悟はしていましたが、本当に亡くなってしまうなんて……」

 こう話すのは、松戸市に住むYさんを知るA子さんだ。Xさんについても、Yさんの伝手で「YouTuberとの関係で悩んでいるようだ」と聞いていたという。A子さんが明かす。

「ゴムなしで性行為をされた」女子高生が吐露した悩み

「ピャスカルというYouTuberに『ゴムなしで性行為をされた』というXちゃんの悩みをYちゃんから聞きました。Xちゃんは新潟からわざわざ夜行バスで東京に来ていて、ピャスカルと会っていたみたいです」

 ピャスカルとは、「原神」のゲーム実況で有名なYouTuberのことだ。

 これを裏付けるかのように、Xさんは今年1月、〈私って身体だけ?1回えっちしたら終わり?ゴムしないってことはそういうことなの?って聞けばいいだけ〉とTwitterに書き込んでいる。

 ピャスカルは、XさんとYさんが亡くなった13日夕方にTwitterを更新。長文のメモで、少女が亡くなったことを報告するとともに、〈私は活動の中でホストのような色恋営業をしていた為、彼女をずっと不安にさせてしまっていました〉としたうえで、〈この償い切れない罪を背負って、一生を賭けて自分自身の思う罪を償います〉と謝罪の言葉を述べている。

 ピャスカルのYouTubeは13日までに削除されており、Twitterやインスタグラムの更新も途絶えている。

 A子さんによると、XさんとYさんはインターネットで出会った仲だったといい、次のように話す。

XさんとYさんのTwitter“病みアカウント”

「2人はそれぞれTwitterで“病みアカウント”を持っていて、リストカットの画像を載せたり、何歳までに死ぬとか何日までに死ぬといった内容のツイートを投稿していました。2人とも自殺願望をずっと持っていたんです。自殺する前にこのアカウントは削除したみたいです」

 居住地も全く異なる2人――。希死念慮が2人の仲をさらに縮めたのだろうか。

 前出のA子さんが、XさんとYさんの自殺に気が付いたのは早朝、まさに2人が飛び降りた直後だったという。

「朝起きてYちゃんからのLINEを見たら、ただごとじゃないと思って……。XちゃんのTwitterを見たら飛び降り自殺を図った動画が配信されていたので、そのあとすぐ、朝の5時半ごろに警察に電話しました。その後、お昼ごろに警察からかかってきた電話で、本当にYちゃんが亡くなったことを知りました」

 A子さんがYさんから最後に受け取ったLINEのメッセージには、〈私なんかと話してくれてごめんなさい〉〈だいすきだよ〉〈しんじゃいます〉などと書かれていた。

「Yちゃんは何にも迷惑なんかかけてないのに……。自分を卑下する子だったんです」

 2人の出会いは2、3年ほど前にさかのぼるという。A子さんが明かす。

「お互い好きなバンドが同じで、ネットで出会って仲良くなりました。ほぼ毎日電話やLINEで近況を話してました。その中で学校や家族の悩みとか将来への不安について話していました」

 出会った当時から、Yさんは「死にたい」と漏らすことも多々あったという。

昨年の1月にA子さんが受け取ったLINEのメッセージには〈自分のマンションから飛び降りようと考えてるけど死ぬのがものすごく怖くてまた市販薬キメちゃった〉と書かれている。

 A子さんは〈また会いたいから生きててほしい〉と返信するなど、Yさんの悩みを聞いて寄り添ってきたという。A子さんは続ける。

「自分の顔が嫌だ」オーバードーズやリストカット

「高校はしんどかったみたいです。『今日は学校に行けなかった』とかLINEで報告があったりもしました。Yちゃんはかわいいのに『自分の顔が嫌だ』とか……。薬のオーバードーズやリストカットをしていたことも教えてくれました」

 A子さんは3月、松戸市のYさん宅を訪れたことがあるという。2人が実際に会うのは初めてだった。この時の様子についてA子さんが語る。

「松戸駅で待ち合わせて、『会いたかったよ』って言ってて嬉しそうにしていました。Yちゃんがホワイトシチューが好きだから一緒に買い出しにいって家で作ったり、カラオケに行ったりもしました。お互いが好きなバンドの聖地巡礼で、千葉県内のPVロケ地にも行きました」

 快活な一面も持っていたYさんだが、彼女の部屋の中には気がかりな物もあったという。A子さんが続ける。

「Yちゃんの部屋に市販薬の空瓶が10本以上入っている紙袋が置いてありました。『私がこれだけ(薬を)飲んだ』『苦しんだ証を残しているんだ』って言ってましたね。今思えば、自殺したあとに何かを知ってほしかったのかもしれません……」

 YさんのTwitterにはオーバードーズをにおわせる投稿も複数見受けられる。

「LINEか何かで話したときに『絶対に自殺できる方法が分かった』って言ってて、その方法が『薬と酒飲んで飛び降りる』っていうものでした」(同前)

 実際にYさんが飛び降りる数時間前に投稿したとみられる写真には、アルコール度数の高いチューハイの缶が数本、そしてその横には咳止めに使われる薬や抗不安薬など、錠剤の空パッケージが複数、無造作に置かれていた。

酒や薬剤が並んだ〈最後の晩餐〉

 Yさんと一緒に飛び降りた新潟県の女子高生Xさんも、〈最後の晩餐〉などと、自殺する前の様子を投稿している。

 ネットで出会った女子高生2人が一緒に自殺するという衝撃的な事件。だが、XさんとYさんのような自殺を選ぶZ世代が増えているのが現状だ。

 厚生労働省と警察庁の発表によると、全国で昨年1年間に自殺した小中高生は514人で過去最多となり、小学生は17人、中学生が143人、高校生が最も多く、354人だった。

 また、若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、先進国(G7)では日本のみであり、その死亡率も他の国に比べて高いのが現実だ。

 今、若い世代の心のケアがより一層求められている。

4月13日午前4時ごろ、千葉県松戸市のマンション敷地内で、女子高生2人が倒れているのが発見され、いずれも亡くなった。
マンション最上階の10階には、学校の制服のような上着と靴がそれぞれ2人分置かれていたという。
衝撃的だったのは、2人がTwitterで飛び降りる様子をリアルタイムで配信していたことだ。
現在は削除された33分23秒にわたる動画には、制服のような服装の少女2人が高所から飛び降りるショッキングな様子が記録されていた。
少女たちのうち1人が「怖い……怖いよ」と何回か繰り返したのち、「大丈夫、行こう」「せーので行くよ?」「せーの」と腕を組みながら後ろ向きで飛び降りている様子が映っており、2人の姿が画面上から消えたあと、“バン”という衝突音が響く様子が記録されていた。
その後、マンションの住民男性が倒れている2人を見つけ、110番している。

そのYouTuberとは、「原神」のゲーム実況で有名なピャスカルという人物で、Xさんはピャスカルとの関係に悩んでいたとされている。
実際にXさんは今年1月、「私って身体だけ?1回えっちしたら終わり?ゴムしないってことはそういうことなの?って聞けばいいだけ」という投稿をしており、ピャスカルとの間で何かあった可能性があることがうかがえる。
そして、XさんとYさんが亡くなった13日夕方、ピャスカルはTwitterを更新し、2人の死亡を報告するとともに、「私は活動の中でホストのような色恋営業をしていた為、彼女をずっと不安にさせてしまっていました。

一方で、事件を受けてYouTuberの活動に対する批判も相次いだ。特に、YouTuberが若いファン層に影響を与えることに対する懸念が高まった。
また、一部のYouTuberがファンに対してホストクラブに誘うなど、性的な色彩を帯びた行為を行っていることが問題視された。

事件から数日後、YouTubeはピャスカルのチャンネルを削除した。
また、同じような問題を起こす可能性があるとして、YouTuberによる未成年者との接触を禁止するガイドラインを改訂することを発表した。

事件は、若者のSNSへの依存やストーカー行為、YouTuberによるファンへの影響など、様々な社会問題を浮き彫りにした。
この事件をきっかけに、社会全体での問題意識や対策の必要性が再認識された。

XさんとYさんは、異なる地域に住む女子高生で、インターネット上で出会い、「病みアカウント」と呼ばれるアカウントで自傷行為や自害願望をつぶやいていた。
2人はお互いに悩みを打ち明けあい、共感しあっていた。

しかし、その悩みが自害につながってしまった。事件当日、XさんとYさんはTwitterに動画やメッセージを投稿し、その直後に一緒に飛び降り自害を図ったという。

報道によると、2人は事前に「もう生きていくのが辛い」という旨のメッセージを残していたという。
そして、自殺を図る直前には、2人のTwitterアカウントに「最後の晩餐」などと呼ばれる、自害前の様子を投稿する行為が見られた。

事件を知った関係者や友人からは、2人を取り巻く環境の改善や、若者のメンタルヘルスケアについての議論が起こった。
実際に、日本において若年層による自害が深刻な社会問題となっている。

厚生労働省と警察庁の発表によれば、2021年の全国における小中高生による自害者数は過去最多となる514人に達した。
また、若い世代で死因の第1位が自害となっているのは、先進国(G7)では日本のみであり、その死亡率も他の国に比べて高い。

若年層における自害を防ぐためには、心のケアに対する取り組みが必要である。
個人レベルでは、自害につながる悩みを持っている人がいた場合、相手の気持ちに寄り添い、支援することが大切である。
また、社会レベルでは、教育機関や保健所などが、若者向けのメンタルヘルスケアの提供を強化することが求められる。

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