「1人5万円」現金給付案が与党内で浮上 トランプ関税対策急ぐ 賛否も…【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年4月10日)

 「トランプ関税」の影響緩和のため、与党内で国民に現金を給付する案が浮上しています。「一人5万円」という朝日新聞の報道もあるなか、給付に効果があるのかと与党内でも意見が割れています。

■減税よりスピード感ある「現金給付案」

赤沢亮正経済再生担当大臣
「国難とも言えるこの状況を、何としても乗り越えていかなければなりませんので」

 危機感が高まるトランプ関税に…。

江藤拓農水大臣
「夏まで毎月、政府備蓄米の売り渡しを実施すること」

 コメの価格上昇など止まらない「物価高」。

自民党 松山政司参院幹事長
「物価高が続くなか、この高関税で深刻さが増すことがないよう、スピード感のある対応が求められます」

 国民の不安が高まるなか、自民・公明の間で浮上しているのが「現金給付案」です。

公明党 岡本三成政調会長
「(給付は)もちろん選択肢ではあります。金額を議論したことは少なくとも私はありません」

 具体的な給付金額は提示されていませんが、朝日新聞は「一人5万円」と報じています。

自民党幹部
「国民への影響分にあたる3万円~4万円を国民全員に給付するのも一つの手」

政治ジャーナリスト 田崎史郎氏
「給付額としては4万円を軸に検討されています。今週から本格的な検討が始まっているので、自民党・公明党で合意形成がなされているところ」

 野党が求める減税よりも給付の方がスピード感があるとして検討されている「現金給付案」。

自民党ベテラン参院議員
「給付、減税、あらゆる選択肢が俎上(そじょう)にある」

街の人(40代)
「減税より給付金の方がいいかな。お金が回るようになって、循環できればという一時的な話だと思う」

 一方、疑問視する声もありました。

与党議員
「給付をして効果があるのか、選挙対策だと見透かされる」

街の人(20代)
「1回給付金があっただけで、どれくらいの効果があるのか。ぱっと考えた感じあまりないんじゃないか」
「(Q.もらえること自体は?)それはめちゃくちゃうれしいです」

 意見が割れる「現金給付」ですが、財源の確保も必要になります。果たして、実現するのでしょうか?

田崎氏
「参院選向けの“ばらまき”だと言われる可能性があるので。野党が果たして自民党・公明党に協力するだろうかと。(少数与党の)補正予算案に賛成するのは難しいと思う」

(「グッド!モーニング」2025年4月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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