
犯罪被害にあった人たちを支援する環境づくりをしようと、フォーラムが佐賀市で開かれ、2004年に妹を殺人事件で失った男性が当時の悲痛な思いなどを語りました。
御手洗さん:「何とか絞り出したのが、『誰がやったんですか。どの子がやったんですか』」
このフォーラムは、11月25日からの犯罪被害者週間に合わせて、犯罪被害者やその関係者を支援しようと、被害者支援ネットワーク「佐賀VOISS(ボイス)」や県警などが開いたものです。
17日は2004年長崎県佐世保市で、当時小学6年生の女の子が同級生を刺殺した事件で、被害者となった女の子の兄御手洗さんが、当時の様子などを語りました。このなかで御手洗さんは、妹が事件に巻き込まれた事実を受け入れることができず、数年にわたり不眠になったことや、家族を含めて誰にも悩みを打ち明けられず、気持ちが塞ぎこんだことなどの験を来場者に伝えました。
御手洗さん:「(悩みを)聞いてくれる方は必ずいるので、声をあげることで変わってくる部分は必ず出てくると思います。何か状況を変えるためにはどうしても声が必要です。恐れないでほしいです」
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