【閲覧注意】"松本サリン事件"の実写映画!-日本の黒い夏[冤enzai罪]-熊井啓監督!!-"寺尾聰"・"二木てるみ"・"中井貴一"・"石橋蓮司"・"遠野なぎこ"等の迫真の演技!!

本作は1994年に
日本で実際に起こった通称、
"松本サリン事件"を真っ向から
捉えた2000年制作の日本映画です。

体調のすぐれない
方はあまり無理を
なさらないで
後日、ご試聴下さい。

それから
"勘違い"されても
困る?ので、
年齢制限をつけております。

被疑者を
真(ほんとう)の被害者を
演じきった俳優、
"寺尾聰"氏。

"さまよう刃"でも
述べたように・・
私にとっては、
まさに唯一無二の俳優です。

クランクインする際、
寺尾さんを含めて、
どれだけのプレッシャーが
この映画で演じた役者陣に
生じたことでしょうか。

映画では地元の高校の
放送部の生徒たちが
"のち"に本事件とその報道を
検証するものとなっています。

事実の"松本サリン事件"は、
長野県松本市で有毒ガスが発生し、
その最たる被害者の方が
事件の真犯人であると
"決めつける"ことになってしまった
あまりも辛辣な
国家犯罪とも評しても
おかしくない程の冤罪"事件"です。

事件発生当初から
警察の捜査は難航、
原因となる有毒ガスは
"サリン"呼ばれる
きわめて特殊な毒物で、
警察にとって浮上した
"第一通報者"の
方(家族)が、
その"サリンをつくることができる"と
判断したのです。

そんな錯誤による
想像を絶する辛辣な取り調べが
被害者の方になされたのです。

そんな状況が続く渦中、
事件を追う報道機関にも
焦りが生じていた。

公安がその容疑者を
疑い始めたことを知った
報道機関は一斉に
警察捜査の方向性と
異なる報道をすれば、
報道機関への
警察の協力を得られなくなる、もしくは
テレビ報道が他局と比較して
遅延すれば視聴率が下がる、
等という様々な事情から
容疑者についての
"錯誤報道"を
一斉に開始しました。

それは当時、
本当に
辛辣なものでした。

エピデンス=証拠がまるでないと
反対する"義"の或る報道関係者も
少なからずいたものの、其の数は
あまりにもマイノリティ=少数意見であった為、
その真意は報道機関マスコミ上層部で
決して受け入れられることはなかったのです。

こうして報道機関が無実の人を
凶悪者とする報道をしてしまったのです。

戦後の日本という国の
ほんとうの恐ろしさは、
"ここ"にあります。

松本サリン事件に関しては後に、
完全にカルト集団
(当時のオウム真理教)の犯行と断定され、
当初、被疑者とされた方の
逮捕・起訴されることは
ありませんでした。

そのような、
日本という国の誤認逮捕(冤罪)は後を絶ちません。
そんな国での刑事裁判は何を意味するか。

戦後多くの冤罪事件が多発するその
恐ろしさや、
被疑者(被害者)の
懊悩を演じきった、
寺尾聰の演技、そして
神部の妻である"二木てるみ"の
演技には凄味があります。

監督ならびに脚本は
"益子昌一"(ましこ しょういち)氏です。

動画紹介するにあたり、
音声には徹底的に拘りました。

以下
"WIKI"での有志の方の
レビューが大変優れているので、
抜粋引用させて頂きます。

『日本の黒い夏─冤罪』
(にっぽんのくろいなつ えんざい)は、
2000年制作の日本映画。
松本サリン事件と通報者の冤罪をテーマにしたもの。
第11回日本映画批評家大賞 作品賞受賞作。
正式なタイトル表記は『日本の黒い夏[冤enzai罪]』。

原作は、長野県松本美須々ヶ丘高等学校
放送部制作のドキュメンタリービデオ作品
『テレビは何を伝えたか』
(第43回NHK杯全国高校放送コンテストラジオ番組自由部門優勝作品)
を元にした、平石耕一の戯曲『NEWS NEWS』。

1994年6月27日に長野県松本市北深志地区で発生した
松本サリン事件の第一通報者である河野義行に対する
「長野県警察の強引な任意同行」と
「報道機関の誤報による過熱取材」
の実態を描いた作品である。

熊井には、自身の母親が理科教師を務めていた
当時の長野高等女学校
(現・長野県長野西高等学校)の校長に、
河野義行の妻の祖父である河野齢蔵が
就任していたという縁があった。
そのため、幼少の頃に河野家に出入りしていた経験から
同家の家風をよく知っており、
当初より「河野は事件に関わっている疑いが濃厚である」
とのマスコミ報道についても「シロ」ではないかと感じていたという。
また、熊井の初監督作品『帝銀事件 死刑囚』での取材経験になぞらえて、
犯行は極めて専門的な知識が必要であって
「素人」では不可能である点や、
確たる証拠がないまま容疑者を自白に追い込む警察の
捜査手法が明らかになったことも、熊井を制作へ傾倒させる一因となった。
構想以前から日活社長の中村雅哉から
「社会性が濃厚で、文化的にもレベルが高い作品の構想を考えておいて欲しい」
と依頼されていたこともあり、
本作品の制作が決定した。

ロケは北深志地区を中心に行われ、
サリンの発生源を検証するシーンで使われた
池周辺や軒下の撮影は、
河野家の自宅敷地内で行われた。

本編では、報道機関の第一通報者に対する取材が
誇張されて描かれている箇所がある。
一例として、聴取を終えた第一通報者が警察署から出てくる際に、
マスコミに取り囲まれて車に乗り込めないかのようなシーンがあるが、
実際は報道陣と警察との間に一定の取材規制が採られており、
混乱することはなかった。

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