
備蓄米販売の「一番乗り」をめぐって、ドンキ・アイリスの一騎打ちにきょうからイオンなどが参戦。販売は、早いところはあすからとなりました。
コメ担当の小泉大臣、きょう視察したのは古古古米を備蓄する倉庫。
説明者
「温度15度以下で保管されている」
小泉進次郎 農水大臣
「僕らが感じているこの気温も15度以下」
当たり前の事でも、なぜか“らしく”伝えてくれる小泉大臣。自らコメの状態をチェックし、品質をアピールしました。
小泉進次郎 農水大臣
「毎日、目視で管理をしていると。こういった所までやっているのが、日本のきめ細やかさの神髄の一つ」
きょう、この古古古米の契約の申し込みが新たに始まりました。中小のスーパーや町のコメ店が対象となっていますが、コンビニ大手も手をあげました。
ファミリーマート 中里聡信さん
「イメージとしてこんな形で、1キロ袋として準備している」
古古古米の申請から4時間後、役員への報告を行った担当者。実は、ファミリーマートは今週月曜日にはじまった大手小売り向けの「契約」に申請するも、条件を満たさず選ばれなかったのです。
ファミリーマート 中里聡信さん
「供給するよという返事が来てからのスタートになりますので、その結果が来次第、最速で全国のお店に陳列したい」
1キロ=400円で6月上旬に販売することを目指します。今度こそ、備蓄米を販売することはできるのか?
いまやコメは、企業にとっても緊急対応案件。そのなかで勃発しているのは、販売の「一番乗り」競争です。
今週、先陣を切ったのが…
アイリスオーヤマ 田中伸生 管理本部長 (今月26日)
「できれば一番乗りを目指したい」
アイリスオーヤマです。農水省のオンライン説明会が終わるのを待たずに、メールで申し込み!
翌日には、社長が自ら小泉大臣に販売日を報告。
小泉進次郎 農水大臣 (今月27日)
「私が出演したテレビ番組でまさに申し込みのリアルタイムを確認して、あっ(VTRに)出てましたね?」
アイリスオーヤマ 大山晃弘 社長
「我々としても非常にチャンスですし、安いコメを届けられる。いまの予定ですと、6月2日に5キロ2000円で販売できると」
この自信の裏付けは、自社グループで精米工場をもっていたから。契約2日後のきのう、その日のうちに備蓄米をパック詰めし、目標だった来週月曜日の販売を確実にしていました。
これに対抗する構えだったのが、ドン・キホーテの運営会社です。
ドン・キホーテの運営会社PPIH 初山俊也 常務 (今月26日)
「クイックに店頭に並べられるように全力をそそぐ」
きょう、委託先で精米を行い、週明けの販売を目指していました。
アイリス・ドンキの一騎打ち、どっちが先なのか?ここに割って入ったのが、イオンです。
整理しますと、イオンはあさって日曜日に都内の店舗で販売開始を発表。
これにあせったのか、“一番乗り”を公言していたアイリスは販売日を二日早めて、あすの朝から店頭販売を始めると発表。
さらに、イトーヨーカドーもスピード競争に参戦。あすから都内の1店舗で備蓄米を販売します。
小泉大臣の6月上旬の販売宣言を前だおしで実現しようとする小売り各社。備蓄米をビジネスチャンスにしようとする狙いが透けて見えてきました。
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