「最期 第二章～瞳の住人～」
死神に憑かれたボキ
身体は病魔に蝕まれ
手足も自由に動かせず
ベッドの上で蠢くだけの醜い芋虫
死神の言うことは絶対で
逆らうものなら
死へ一直線だ
死神の言うままに生きる以外
生きる道が閉ざされてしまった
野良犬の餌のような
残飯メシを晒し
「こんな飯しか与えてもらえない！」と
助けてくれと叫んでいる
７年前から始まっていた
黄色い瞳に寄生され
発言も自由を許されない
ベッドの上で蠢くだけの醜い芋虫
オムツの中はクソまみれ
もう自分では
トイレにも行けない
巨大な顔したツインテールに
生命の鍵を握られてしまった
配信もSNSも閉ざされ
小言を聞かされる毎日
SOSを出すことすら許されない
生き地獄を生きている
野良犬の餌のような
残飯メシを晒し
「こんな飯しか与えてもらえない！」と
助けてくれと叫んでいる
どうかボキを助けてくれよ
誰か"生きる"という地獄から解放して
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
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