【万博】校長から「行きたくない」の声が相次ぐ自治体も…『子ども無料招待』に懸念の声 爆発事故・引率の困難さ・バス確保など課題(2024年5月24日)

大阪・関西万博への子どもたちの無料招待。学校側は慎重な姿勢です。

 5月24日、京都府庁を訪れたのは京都の教職員組合です。京都府は来年の万博に府内の小・中・高校生と支援学校の生徒らを無料招待することにしています。しかし、今年3月に万博会場で、地中で発生したメタンガスに引火して爆発する事故が発生。これを受け、教職員組合は知事らに対して、安全が確認されるまでは招待事業を見送ることなどを求めました。

 (京都教職員組合 中野宏之執行委員長)「保護者の皆さんとか現場からも本当に安全安心なのかという声も上がっています。京都府としてこの事業をするのであれば、きっちり確認して、そのうえで現場に提案すべきだと思っています」

 一方、大阪府は学校単位で児童・生徒を万博に無料招待することにしていて、各学校に対して、今年5月末が締め切りの意向調査をしています。

 そうした中で、交野市によりますと、市内の小中学校13校全てが「検討中」と回答しているものの、校長らとの意見交換では、引率の難しさやバスが確保できる見込みが低いことなどから、「行きたくない」という声が相次いだといいます。

 (交野市 山本景市長)「学校単位で行かなくても良いということを正式に表明いたします。結果として、家族で行くという選択肢をしたほうが、まだ良いのではないかなと。学校として行くのは難しい」

 これについて交野市民にも聞きました。

 「(子どもが)はぐれたりしたら実際ちゃんと見つけてくれるのかとかそういうのも心配ではありますね。そこまで絶対連れて行ってほしいという気持ちはないですね」
 「(無料招待は)いいと思うんですけどね。親の立場からしたら連れて行ってもらえるのであれば…という気持ちもあります」

 大阪府は無料招待について「学校に強要するものではない」としています。

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