
川崎市で20歳の女性の遺体が見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件で、男が出国し行方が分からなくなる前、警察に対して「つきまといをした」と認めていたことが分かりました。
■容疑者元同僚「仕事は真面目」
手向けられた花に添えられたメッセージ
「もう怖いことないからね。みんな彩咲陽の味方だよ」
岡崎彩咲陽さんの親族
「(Q.今、彩咲陽さんに伝えたい言葉は?)伝えたい言葉ですか。難しいですね。かける言葉が見つからない」
川崎市の住宅から岡崎彩咲陽さんの遺体が見つかった事件。死体遺棄の疑いで逮捕された元交際相手の白井秀征容疑者(27)は彩咲陽さんが行方不明になって以降、神奈川県警に任意で7回聴取されていたことが明らかになりました。
白井容疑者(今年3月25日の任意聴取)
「岡崎さんにつきまといをしたのは間違いない」
自身の行為を認めた後、出国した白井容疑者。白井容疑者を知る人によりますと、白井容疑者は遺体発見現場となった住宅に母親と兄と暮らしていたといいます。また、職場の元同僚の話では、白井容疑者は真面目に仕事に取り組んでいたということです。
白井容疑者の元同僚
「仕事は素晴らしい。何でもできるし、僕には優しかった」
同じ仕事をしていた関係者
「(白井容疑者は)ムードメーカーで、基本的に理不尽を嫌う子。真面目でしょうね」
職場の元同僚たちは、口をそろえて「仕事態度は真面目だった」と話します。一方で…。
白井容疑者の元同僚
「ちょっとけんかっ早い。先輩ともめることも。1回辞めて、また入ってきて」
「(Q.仲間とけんかして出て行ったことは?)多分、何回もしていると思う」
「(Q.けんかを?)はい」
■遺族憤り「捕まえてと言ったのに」
白井容疑者と彩咲陽さんは、去年春ごろから交際を始めたといいます。交際期間中から白井容疑者のDVなどで関係は悪化。彩咲陽さんは去年9月、暴行されたとして被害届を出しています。
しかしその後、被害者自身が被害届を取り下げました。家族などの話によると、白井容疑者から脅されて取り下げざるを得なかったといいます。
彩咲陽さんの父親
「僕は何回もストーカーで捕まえてくれと(警察に)何回も言っていた」
彩咲陽さんは去年6月から白井容疑者のストーカー行為に悩まされ、度々警察に相談。ところが、今回の事件について警察は、ストーカー事案ではなくDVが疑われる事案として認識していたといいます。
元大阪府警 NPOいじめ・ストーカー撲滅協会
中島正純理事長
「交際関係にある人物から暴力を受けたりする、これはDVになる。だから、そこがまだ交際中であるとか、もしくはいったん別れたけども、また復縁したとかいうことで、交際関係が続いてるいわゆる恋人関係にあるもの同士の中での暴力だと考えていたんじゃないか」
(「グッド!モーニング」2025年5月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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