
札幌市中央区の札幌静修高校の敷地内で7日からコインパーキングが営業を始めました。校舎移築の費用を削減するためとしています。
井口七海記者)
「札幌市中央区にあるこちらの私立高校、敷地の真ん中にきょうから駐車場がオープンしました」。
1922年創立の札幌静修高校。その敷地内で7日からコインパーキングが営業しています。およそ80台が駐車できて料金は24時間770円です。
周辺は、かつて「住民に愛されている街ランキング」で1位に選ばれたこともあります。そんな地区の高校の敷地内に現れたコインパーキング。なんとも珍しい光景に地元の人は・・・。
住民)
「僕はいいのではないかと思います。たい焼き屋とか、車が停まることがあるので、そういう時に使うのはいいのでは」、「中島公園自体があまり駐車場がない。1年に何回かだが、花火と、縁日と、そういう時ちょっと遠くから来たい時とかそういう人はいいのかなと」。札幌静修高校を運営する学校法人は2022年に校舎の老朽化などを受け、新校舎を建てる計画を発表していました。しかし関係者によりますと建築費用の高騰などを受けて計画は白紙に。そこで、新たな計画が浮上。部活動などで生徒が使用するテニスコートの土地に、今年度中にも新たな3階建て校舎の建築を始める予定です。
完成は2027年度の初めごろの予定で、その後、学校の敷地の半分ほどにあたる市電通りに面した土地を売却。現在の校舎は解体され、跡地に商業施設やマンションを建設する計画です。
コインパーキングは、この計画の費用を削減するため。学校側はコインパーキングの事業者に土地を無償で貸している形です。ただ、整地にかかる費用は事業者持ちで、学校側の負担はありません。
学校側によりますと、コインパーキングの営業期間はおよそ2年間。ただ、教職員の労働組合からは生徒の安全に対し不安の声も。
札幌静修高校 労働組合委員長)
「駐車場が本校の建物に近くて、部外者が建物に接近できてしまう。本日までに保護者・生徒への説明、何かあった時の対応方法を教職員に説明してほしい」。
学校の理事の1人は、「厳しい私学経営の中で生徒たちの安全などを担保しながら未来に続く学校作りを考えて選択した」と話しています。
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