【ニュース】備蓄米の入札中止、政府が業者選ぶ随意契約を検討 小泉新大臣「無制限に放出も」 #shorts

小泉進次郎農水大臣(44)は早速、備蓄米の競争入札をいったん中止して、随意契約という方式で対応するよう指示しました。需要があれば備蓄米を無制限に出すとも宣言しています。

■スーパー「備蓄米の入荷諦めている」

 豚肉をふんだんに使ったスタミナ満点のデカ盛りカレーライス。その重さは800グラムです。

1年前から通う20代
「やっぱりサラリーマンの財布の味方だなと思ってます」

 店では、コメの価格高騰に頭を悩ませていました。

牛八 劉玉鈞社長
「ご飯がないと話にならない。今はすごく苦しいですね」

 仕入れ価格は1年前と比べ、3割増しという厳しい状況です。

 5キロあたり4268円と、最高値を更新しているコメの価格。店は、安い備蓄米を渇望していますが…。

スーパーイズミ 五味衛社長
「全然来ないですよ。もう半分諦めてますけどね」

■小泉新大臣「備蓄米無制限に放出も」

 3月中に入札された備蓄米21万トンのうち、小売店や外食事業者へ届いた量はわずか10%。

 小泉進次郎農水大臣は、備蓄米4回目の入札を中止し、新しい販売方法を採用すると宣言しました。

「来週に予定していた入札をいったん中止し、随意契約のもとで、どのような条件が売り渡しができるかなど具体的な対応策を早急に整理するよう事務方に指示した」

 「随意契約」とは、政府が業者を選ぶ契約です。これまで備蓄米の放出は、高値を付けた業者が落札する「競争入札」で行われてきたため、随意契約で低い価格を設定すれば流通する価格を抑えられる可能性があります。しかし…。

飯塚精米店 飯塚隆夫代表取締役
「だんだん道が狭まっていっちゃう感じはするので、他のコメ屋もどうしようかなと考えている人が多いんじゃないですか」

 夫婦で切り盛りするこちらの精米店では、コメの在庫が少なくなったことから、備蓄米の販売を検討していますが、政府が業者を指定すれば、小さな米穀店まで回ってこないのではと心配します。

小泉農水大臣
「今、ゼロベースで新たな制度を考えるように指示を出している。仮に需要があれば(備蓄米を)無制限に出す」

 今後、コメの価格は落ち着くのでしょうか。

飯塚代表取締役
「今入っているコメは高いわけですし、備蓄米自体は安いかもしれないが、今あるコメは高いままだから、それを合わせれば全体が安くなるっていうのは、あんまり望めないような気がしますけどね」

(「グッド!モーニング」2025年5月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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