
備蓄米の販売が一部で2022年度産の古古米でも始まりました。
気になるのは味ですが、その備蓄米の試食会が29日午後、農水省で行われました。
その試食会が行われた農水省の中からフジテレビ・遠藤玲子キャスターが中継でお伝えします。
実際に試食したのは4種類の備蓄米です。
2024年のものから4年前のもの、いわゆる「古古古米」までなんですが、先日「イット!」が取材した米店の店主によりますと、「古古古米」の特徴としては、普通のお米よりは若干香りがあり、白米で食べるのはどうかということでした。
チャーハンやカレーライスで食べたほうがいいのではという話でしたが、実際に29日、小泉大臣の前で「古古古米」を試食したところ、まず見た目が全く変わらないというのが第一印象でした。
香りは鼻を近づけると、新しいものとは少し何か違うかなという印象は正直ありました。
お味はおいしかったです。
小泉農水相は「これは僕も正直違いが分からなかったです。人によって味覚はそれぞれだから、食べていただく方の判断かと思います」と話しました。
――小泉大臣の前で見てる中での試食は緊張したと思いますが、実際、本当に変わらなかったですか?
私は香りが少し違うかなという印象。ただ、古古米と古古古米の2つに関しては、正直、分からなかったです。新しいものと比較していくと、爽やかな、フレッシュな新鮮な香りが少しずつ薄まっていくかなという印象ですが、味に関しては、私は変わらないと感じました。ただ今回の備蓄米はちゃんと保管されていたということです。
――古古古米がスーパーに並んでいたら買いますか?
お値段で選んで、古古古米を買うと私は思います。
今回、大臣に「備蓄米に関してはお値段が下がっているのは実感としてあるんですが、4200円台の普通のお米に関しては値段いつ下がるんですか」ということを直接聞きました。
小泉農水相:
石破首相は3000円台と言っているが、一番いいのは4200円でも消費者が安心して買える強い経済状況にしていくことが1番いい。ただ賃金や物価の動向と比べても、コメは去年比2倍、2.5倍上がっている。主食がこれだけ上がっている状況で、政治が動かないわけにはいかないとの判断。今回備蓄米を放出して、もちろんモノは違います。それぞれ受け止めはあると思うが、高い米しかない・棚にもないとの状況から、古いモノだが選択肢がある。こういった形を通じて、マーケットが熱すぎる今の状況を少し収まっていけばと期待。
「普通のお米はいつ安くなりますか?」という答えに関しては明言はなく、時間の制限もあってもう1つ質問を重ねることはできませんでしたが、大臣は「選択肢が増えることで、結果的にお米の価格が下がることを期待している」ということでした。
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